イギリス現代史

2018.5.20 医療史研究会 in中野

備忘録。参加者 私の次男(7歳)を入れて5人
マルクス・エンゲルス200周年ということでイギリス史がテーマ

今回の課題図書
・長谷川 貴彦(2017)『イギリス現代史』岩波新書


 すごく読みにくくて苦労した。なんでこんなに苦戦するのかと考えたがイギリス政治史をツラツラ書くだけで生活感が少ないのでサッチャーの鉄の女や、ブレアの第三の道がどうのこうのという知識だけで終始している。住宅政策がどのように影響したか、持ち家政策に転換したら生活にどう影響したのかと具体的な何か事例あげてもらえると酸欠状態か窒息しそうな状態だったので非常に助かると真剣に思った。

労働者階級と中産階級の隔たりは日本じゃ想像できないほどだ。そこに移民労働者の関係性が入ってきて、政治家は白人と移民で対立をさせて本来の問題をぼかしてしまう。

・ブレイディみかこ(2017)『労働者階級の反乱:地べたから見た英国EU離脱』
今回の副読本で私は時間がとれなくて読めなかった。
こちらの方を先に読めばよかった!!!!

◆K医師(NHSの研究者)が「中曽根・レーガン・サッチャーだよ」って解説してくれて、ナルホド!って納得した。
◆NHSの評価は日本の研究者では沈黙してしまう人が多かったようで。評議会をつくったことを評価する人もいるようだけど、実際は根回しとかお膳立てをして体制をつくっていたり、グループ診療の他に自分の診療所に誘導して患者さんを囲いこんでいたり、課題は大きいのだそうだ。プライマリケアを目指していたが政治的な判断で妥協してしまったことも影響は大きそう。(ベヴァンの妥協)兎にも角にも、これからも勉強していこう。

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