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「クロノピン(リボトリール・ランドセン)をマイクロテーパリングで減薬」

成功談カテゴリーより ~2015年4月24日 ~女性

「このベンゾバディには定期的には訪問していませんでした。なぜかっていうと、テーパリング方法について多くの意見があったのでなるべく来ないようにしていました。

最初はそれらの多くの意見に目を通し吟味しました。そしてジェーンのグループに入ることに決めました。2013年夏のことですね。それでマイクロテーパリングでの減薬を始めたんです。マイクロテーパリング、そうね、どちらかというと“デイリーテーパリング(daily tapering)”って言ったほうがわたしは好きです。

それは正しい選択でした。わたしにとってはね。途中でグループを抜けてあとは自分自身で判断してやっていきました。そのプロセスで、わたしに合っていないことや役立つことを発見できたりしました。

2013年7月に減薬を始めて、その年の12月までにすでに多くの改善がありました。でもガチガチに固まった肩は最後まで非常にツラく痛みを伴うものでした。

わたしが経験した症状ですが、他のみなさんが述べているものとまったく同じです。それらすべてを経験しました。なのでここではあえてリストアップしません。

2013年12月に精神症状がすべてなくなったのですが、それはフェーズ1と捉えることができます。つまり、次のフェーズ2は“痛み”の段階。神経痛、腕の筋肉の痛みです。それらは2014年10月までに徐々に良くなっていき、回復フェーズのフェーズ3に入る頃にはなくなりました。

そして倦怠感だけが残り、2014年10月からは劇的に回復していきました。テーパリングの間、唯一覚えているのは服用量とその倦怠感ですが、それと髪質のバサバサ感、皮膚の乾燥もあったと思います。

減薬歴:

クロノピン0.5mg/日

最初はドライカット方法で0.25mgまで減薬。

激しい離脱症状のため数ヶ月ステイ、のち0.5mgに増薬。

ミルク溶液でのマイクロテーパリングを開始!(7/31/2013)

11/2013 .44mg
12/2013 .41mg
01/2014 .38mg
02/2014 .35mg
03/2014 .32mg
04/2014 .30mg
05/2014 .27mg
06/2014 .24mg
07/2014 .21mg
08/2014 .18mg
09/2014 .15mg
10/2014 .12mg
11/2014 .09mg
12/2014 .06mg
01/2015 .03mg
02/2015 .0 mg 断薬!

クロノピン0.5mgをテーパリング減薬するのに15ヶ月かかりました。

最後に断薬するまでに回復していったのはテーパリングのおかげか?

それともそれは時間薬だったのか?

もっと早く減薬を進めてたら、はたして15ヶ月で回復しただろうか?

それは知るよしもありません。

わたしはいま完全に回復しているか?

はい、すべての離脱症状はなくなった、と言えます。ただそれはゆっくりと通常のホメオスタシスに戻っていった、という方が正しい感覚です。

たとえとてつもなく遅くとも、できる限り安全な方法で減薬したいと思っていたので、わたしはこの方法でなんとか成し遂げることができて、今とてもハッピーです。テーパリング減薬期間中に徐々に普通の生活を取り戻すことができていきました。もしもう一度ベンゾを減薬しろ、と言われたら、まったく同じ方法でやると思います。

わたしは20年間もクロノピン(リボトリール・ランドセン)を服薬していました。マイクロテーパリングが一番良い方法だと思います。

高容量からの減薬自体はずっと前から漸減でやっていました。いい主治医に恵まれていたと思います。ドライカットで減薬していき、2週間に5%づつ減薬していきました。そして0.25mgまで来た時、親友が亡くなったので8ヶ月ステイしました。

ベンゾについて知ることになったのは、ある日の午前3時、得体の知れない恐怖で目が覚めたときです。そのときはわかりませんでしたが、急性離脱症状でした。1週間後にはERに運ばれることになります。

ERドクターはわたしにクロノピン0.5mgを投与し、そして症状が収まりました。“ああ!、クロノピンの離脱症状だったのだ”。そのときすべて気づいたのです。

ERドクターはクロノピンをやめてザナックス(ソラナックス、アルプラゾラム)7日間分の処方箋を書きました。

わたしはその処方箋を破り捨て、主治医に電話し伺った所、主治医は不安を鎮めるために、とりあえずクロノピン0.5mgを1日3回服用するように、と言いました。離脱症状だと私は分かっていたので、2日間だけクロノピン0.5mgを1日2回服用し、そのあと1日1回に戻しました。

“これではいままでと同じようにやっていたら、また同じことが起きてしまうな”

そして様々なテーパリングの方法について学び吟味することになったのです。行き着いたのはデイリーテーパリングでした。

0.5mgのクロノピンをミルクに溶かし、それを1日3回に分けて服用する。

これを1ヶ月間つづけ、やり方にも慣れ、なんとか症状も安定してきました。

2013年8月から1日あたり0.0005mgのテーパリング減薬を始めました。2013年11月には1日あたりの減薬を0.001mgに倍増しそれを続けました。

わたしの場合、断薬まで減薬幅をスローダウンさせる必要はありませんでした。徐々に回復していき、最後まで残っていたのは倦怠感だけです。

スローな減薬をすると、断薬後に急性離脱症状に見舞われることがある、という書き込みをよく見ましたが、それはわたしにはまったく起こりませんでした!ですからそれは真実ではないと思います。スローな減薬をすると断薬後に急性離脱症状に見舞われる・・・その場合のスローってどのくらいの遅さなんでしょう?

このやり方は誰にでも良い方法だ、とまでは言いませんが、少なくともわたしにとってはベストな選択でした。急性恐怖症状ももう起きないし、ベンゾ離脱症状や病院とは縁が切れました。さらに、ベンゾを服用する前に抱えていた不安症もなくなってしまいました。

髪質はゆったりと質感を持ち始め、バサバサ感は少なくなりました。

肩がまだ凝っていて痛いです。エクササイズでなんとかしようと思っています。じつは減薬中から少しづつ始めていて、筋肉量を増やそうと今さらに運動量を増やしています。前はエクササイズで疲労困憊していましたが、今は元気にやれています。

自分の肌を見ると幸せです!もう乾燥肌ではありません(離脱中は乾燥肌にふれるたびに本当に気落ちしたものです)

ベンゾ離脱による、

・不安症状

・うつ症状

もういっさいありません。

・岩のように眠り朝はスッキリ起き、離脱中のあのイヤな感じはありません。

・コーヒーも普通に飲めるようになりました。ときどきやたら苦いときもあれば美味しいと思う時もあります。これについてはよくわかりません。

離脱中にマイクロテーパリングが上手くいかないとは微塵も疑いませんでした。ただ、その長い長い生き地獄の期間、これは永久に続くのではないかって思う時もありました。しかし実際、離脱は終わり、そして回復した。

その時は私たちが望む時には来ませんが、来るべき時に必ず来るものです。

本当にうんざりするほど長い時間がかかりましたが、自分は生き返ったのです。いまは普通の健常人と同じように生活し仕事ができています、これは“計画通り”でした。

わたしはただ単に、“早くやめて障がい者になる”か、“ゆっくり時間をかけて健常者に戻る”か、二者択一をしただけです。」

おひねりお願いします。離脱症状で体調がつらい日々を過ごしながら、何百時間かけて翻訳してきました。100円でいいです(^^)/