授業の感想とか、色々

こんにちは、noteデビューしました。

この文章は進振りも終わり秋から後期課程が始まるにあたって、前期課程の授業の感想とか進振り先を決めた経緯とかを備忘録として書き残しておこうというものです。授業の感想はこれから前期教養の人にとってはn=1の逆評定になるかも。進振りの話は誰の参考にもならないことを保証します。

それでは挨拶もそこそこに早速1Sからいきましょう。

数理科学基礎(山浦先生、高木先生)

この授業は唯一S1ターム終了時に成績がつく科目で、そこで60可をとった私は「この先、私は一生60可の人生を送っていくんだ......」とかなり落ち込みました。特にその他に授業の感想はありません。大学数学の初歩って感じ。

線型代数学1(高木先生)

行列は一体何に使うんだ......と思ってやる気出なくてサボってたらいつの間にか何もわからんになってた。もはや単語の意味すらわからなくて、第三外国語だねつって笑ってた。笑ってる場合ではない。期末テストは4割取れたら優上というクソ難易度設定だったので連立方程式といただけで良くれた。

微分積分学1(山浦先生)

何と言っても先生自著の教科書が神。練習問題、解答、小噺盛りだくさん1500ページの教科書でわかった気になれる。逆に難点はわかった気になってしまうところ。

化学熱力学(松尾先生)

エンタルピーのところまでは、高校化学じゃーんって言ってたけど、エントロピー出てきてから全くわからなくなった。ヘルムホルツエネルギーは何者だ。テスト直前に詰め込んで何とか乗りきったけどまた勉強し直さなければ。

力学(蓑口先生)

Sセメスター中ひたすらニュートンすごー力学すごーになってた。毎週練習問題をくれたのも助かった。ここで力学がひどくお気に召した私は理物行きたいなーとか思うようになる。

ドイツ語一列(足立先生、三宅先生)

足立先生の方はラテン語とか英文法の歴史的な由来とかの話がちょこちょこ挟まれて教養〜って感じの授業だった。彼が与太話ばっかして全然教科書を進めないので三宅先生の方の授業は爆速になった。足立先生、授業はゆるかったのにテストはゆるくないのやめてくれ。

先進科学1α(野口先生)

私が入学した年にアドバンスト理科なるものが始まったらしくて興味本位で受けてみた。が、見るも無惨に殺された。1Sのストレスの原因は大体コイツ。行列は高校でやるんでしょ?っていうスタンスだったけど、仮にそうだとして、ヒルベルト空間は高校でやらないと思うんだ。まあ最終的には結構楽しかったような気もする。

先進科学3α(柳澤先生)

2αは気づいた時には選抜が終わってて受けれなかったので三つある内二つを受けた、その二つ目。生物物理の授業で、難しい数学は要求されなかったけど普通に定性的な議論が難しかった。時折繰り広げられる教授とTAのプロレス芸が愉快。最終レポートで不燃ゴミみたいなものを提出してしまったのは反省してます。

1S終了、夏休み

ここまで1Sの主な授業を振り返ってきたけどなんか内容薄くないか。1Sの記憶が薄れてしまったのか、はたまた単に私の大学生活が薄かったのか......。それはさておき、1Aいきましょう。

ALESS(Weiteimier Adam 先生)

説明不要のクソ科目。深夜12時まで駒場に残って、寒さに悴む手でキーボードを叩いたのに添削でほぼ白紙に戻されて発狂しそうになった。あと、即興で英語プレゼンさすな。ボディランゲージ多用しすぎてパントマイムみたいになったわ。

基礎物理学実験

ALESSと実験同じ日に固めるな。別名、クソ物理学実験。予復習も虚無なら実験も虚無。5秒に一回ボタン押して統計したり、微小量測って積分量計測したり。誤差の原因はオシロスコープに聞いてください。

基礎化学実験

引き続きクソ化学実験。収率マイナスになったり溶液が鮮やかな赤色に染まったりしたけどなぜか優上くれた、ありがたや。実験ペアだった子は理化に行くらしいですが私というお荷物を抱えながらも実験できたから君は理化でもやっていけるよ。一番楽しかったのは毛細管作成のガラス細工。

電磁気学(横倉先生)

個人的に駒場の前期教養の授業で一番楽しかった。すごく熱心で話も上手ないい先生だった。あんなにお世話になったのに、期末テストのアンケート欄に「授業の感想書いてる時間ないです」って半ギレで解答したのはごめん。いや、ごめんて。

物理科学2 (横倉先生)

潜ってたので授業の名前はうろ覚え。電磁気と同じ横倉先生の授業で、文系向けに特殊相対論を解説するというもの。使われてる数学がわからないというはずはないんだけどなぜか難しいという不思議な感覚だった。先生自身は一般相対論の理論を研究してるらしくて、この前論文のプレスリリースがtwitterでバズってた。

構造化学(横川先生)

急にシュレディンガー方程式とか言われてもハミルトニアンisなにって感じ。両辺ψで割ってH=Eにしたくなる。水素原子の軌道求める時も偏微分方程式解くわけじゃなく、全体的に暗記科目って感じだった。

アルゴリズム入門(塚田先生)

大半がプログラミング初心者で、シンプルに頭の良さがものをいうような授業だったので同クラ諸氏の情報処理速度を見せつけられた。ここでpythonの基本的な文法を習得したので、のちに競プロに興味を持って道を踏み外してしまう。

ボーカロイド音楽論(鮎川先生)

かの有名なぱてゼミ。音楽論というには歌詞やMVの批評がメインだったけど楽しかった。まさに教養科目って感じ。この授業に触発されて作曲してみたいなと思ってはや半年、はよ行動しろ。

1A終了、春休み

電磁気ですごくいい先生に出会えたこともあって、1A終了時点では完全に、理物!行くぞ!うおお!って感じになってた。ところが暇を持て余した春休みにatcoderを始めたことでのちのちの進路選択に影響が出たり出なかったり。まあとりあえずこの話は置いといてまずは2Sの授業レビューにいきましょう。

基礎生命科学実験

コロナの影響でオンラインになったやつ。実家にある生物関連の書籍、『小学館の図鑑 NEO '昆虫'』しかないのにどないせえっちゅうねん。おっかなびっくりウシガエルの解剖したかった......いたずらに血管傷つけて血の海になるの見たかった......。

先進科学2α(市橋先生)

去年逃したアドバンスト理科のやーつ。生物進化をシミュレーションしようという授業で色々面白かった。オンライン化で授業内容が少なからず削れてしまったのが悲しい。人工的に生命を創ろうっていう先生の研究の講演がyoutubeに上がってて非常に面白かったのでオススメです。

記号論理学1(齋藤先生)

オーソドックスなきごろんの授業って感じ。ちょっと授業は退屈だった。期末レポートではEPR実験を題材に色々書いたけど、正直レポート書くより証明図書くためのtexを導入する方が大変だった。

振動波動論(島田先生)

連成振動からの固有値問題、フーリエ変換の導入はお見事だった。そのあとの群速度とかの議論はあまり理解していない。ところで連成振動の運動方程式に出てくる行列は常に対角化可能なんですか?有識者求む。

さて授業の感想はここまでにしてあとは進振りの話をして終わりたいと思います。

先述の通り、一年の間はずっと理物に行くつもりだったのですが2Sで突然理情という選択肢を検討し始めました。原因は多分、記号論理学の授業とかatcoderとか理情の学科長がガイダンスでのたまった「就職はどこでも好きにいけます」発言とか。あと、当時友達と人工言語を創っていたので言語処理なんかに興味が出てたのもあると思います。

ところが皆さんご存知のように今年(2020年)の理情人気が凄まじく、地獄のような様相だったので、こりゃ無理だと思って次に検討したのが計数でした。情報もやるし物理もやるというのが魅力でした。数学はやりたくないけど。それに、工学部の学科なのに何をやってるのかいまいちわからんというのも私の好みでした。ちゃんと調べろってのはそれはそうなんですが。振り返ってみると一度も理二らしい進路を検討してなくてウケますね。

かくして計数に進学することに決めたわけですが当然すんなり内定が出るわけもなく。一次選抜では理二枠全科類枠合わせて定員は5で、工学部平均7.17で落ちました。二次選抜は定員が全科類枠のみ3で、理情志望もシャンパンタワーしてくるだろうしでかなり厳しそうでした。おまけに二次の工学部平均は数学の比重が重くなるらしくさらに点数が下がって7.07になるし(数理科学基礎60可の伏線回収!)。

ところがなぜか二次で計数の内定が出まして、今こんな文章を書いているわけです。私が計数の内定を得られた秘訣は、多分、単に受け入れアルゴリズムがバグったんでしょう。それか、800字作文のドラえもんの話がウケたか。

以上で私の前期教養の思い出話は終わりです。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。また、気が向いたらatcoderのこととか書きたいです。最近レート1000付近で停滞し始めたのでとっとと水色になりたいですね。では。





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