看護師の東大SPH受験体験記(その1)

はじめまして、ベンゼンと申します。
表題の通り、2020年度東大SPH受験に合格しましたので受験体験記を書こうと思います。長くなりそうなので、2部構成にして書いていきます。

【自己紹介】


聖路加国際大学を卒業して、現在は都内のがん専門病院にて病棟看護師をしています。3年目です。

【志望理由】


Q1.なぜ大学院に行こうと思ったのか?
⇨学部生の頃から、漠然と社会人を経て大学院に進学してスペシャリティを持った看護師になりたいと思っていた(分野は決まっていなかったが)
⇨病棟看護師として働く中で、やりたいこと(論文のクリティークや読書など仕事+αのこと)について学ぶ時間を設けることがかなり難しく、進学してゆっくり自分の学びたいことに向き合う時間が欲しくなった

Q2.なぜ東大SPHなのか?
⇨病院で行われている看護研究の内容や指導者の質について疑問に感じており、そのような環境下で看護研究をやりたいとは思っていなかった。研究をするなら、しっかりとしたところで研究の方法論について学び、一通り知識を身につけてから研究を行う必要性があるのでは、と感じた。
⇨どの分野で研究を行うべきなのかが明確でなかったため、入学して学びながら所属する研究室や研究テーマを決めることができる選択肢の広さ、懐の広さが魅力的だと感じた
⇨最高の環境で学べるという先輩方(TootsieRollさんや廣瀬さん)のブログやツイートに非常に影響を受けたのでここを受けるしかないと思った

【勉強を始めた時期】


受けると決めたのは2018年の秋ごろでしたが、実際に受験勉強を始めたのは約半年前の2019年3月頃からだと記憶しています。

【 学力(2019年2月時点)】


・英語
センター試験だと8割5分程度。TOEIC700点台。
公衆衛生学・医学関連の英単語はまったく覚えていない
・統計学
統計学の知識は高校レベルですら危ういレベル(箱ひげ図とか分散とか標準偏差とか)
看護志望ではあったが高校時代は理数クラスであったため、数2Bは履修しており、微分積分・指数対数あたりは軽く復習すれば思い出せた
・公衆衛生学
学部4年次に保健師の実習や国家試験勉強で触れていたため、国家試験合格レベル程度の知識あり

【使用教材】


まずはじめに、Tootsie Rollさんのサイト『 東大SPHを目指す貴方へ』は全面的に参照して活用しました!これがなければ私の合格はないと断言出来ます。本当に素晴らしいサイトです。本当にお世話になりました。

以下メインで使用したものには◎をつけています
・英語
◎過去問(2009年〜2018年)
webrio(単語検索用)
・公衆衛生学一般
◎過去問(2013年〜2018年)
公衆衛生がみえる2018-2019
一目でわかるヘルスプロモーション理論と実践ガイドブック(国立保健医療科学院)

統計学
◎過去問(2013年〜2018年)
統計学演習
統計学の時間
youtubeチャンネル 「予備校のノリで学ぶ大学の数学・物理」の統計講義
コア・テキスト統計学

専門科目(公衆衛生学一般と対策は大体おなじ)
    疫学、予防医学、精神保健、健康教育、公衆衛生調査方法論に絞って学習
◎過去問(2013年〜2018年)

参考図書
わかりやすいEBNと栄養疫学
社会と健康: 健康格差解消に向けた統合科学的アプローチ
平成30年版厚生労働白書(厚生労働省HPより)


次回は実際に半年間でどんな勉強をしたかについて書いていきます〜
看護師の東大SPH受験体験記(その2)

質問などありましたら、当方のツイッターなどにお願いします。

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