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好きだことだけで生きる。

この本をたまたま手に取った、そのときから決まっていた。
それは今から4~5年前の、神楽坂のとある本屋さんでのこと。まだスピリチュアルの世界に足を踏み入れる前の話。でも、もうそのときから決めていたのだと思う。私は「好きなことだけで生きる」を叶えるのだ、と。

ドラ・トーザンさんという方をこの本で初めて知った。そういえば微かにテレビで見たことあるような記憶もないわけでもない…。

このとき確か私は転職中だったのだと思う。どちらの道へ進もうか悩んでいた。この本は、そんな私にとっては夢のまた夢、といった感じだった。いつかそんなふうになれたらいいな…。最初から最後までそんな気分を味わいさせてくれる。自由に仕事も遊びも、そして人生そのものを愉しんで生きる大人の女性。私もいつかそんな未来がやってくるのかしら?といううれしい期待で胸がときめいた。

この4~5年の間にあらためて読み返すことはなかったけれど、この本が本棚にあるとなんだかうれしい。自由に女性をたのしむことのワクワクした感情にいつでも出逢えるという安心感。

好きなことで生きる。
スピリチュアルを学び、実践し、そしてとうとう5次元意識なる概念までたどりついた。そしてわたしはようやく「好きなことで生き」ようとしている。すごく時間がかかってしまった。今思えば、いつどの瞬間からでも好きなことで生きることができたのだなって思える。というか、ようやくスタートかい!っていうツッコミ。でも、いついかなるときも「ある」にフォーカスする生き方を選択しているので、後悔の感情には浸りませんよ。

もっとはやく自分に好きなことをさせてあげられたらよかったっていう思いはゼロではないけれど、あえてその逆を考えてみる。今まで私はどんなことを叶えてあげられてきたかな?

・東京に行きたい!
叶えてあげられたよ!しかも東京で出逢った人と結婚して戸籍まで東京になっちゃったよ!あ~んなにも反対されたのに、よくぞ叶えてあげたね!エライね!よくぞ戦ったね!!あんなに反対を押し切って願いを押し切ったのって、それくらいじゃない?よかったね。いろいろ体験できたね。私は覚えてるよ。4年生のとき「あ…わたし東京に行くかも」って思ったんだよね。ピアノの練習が退屈でさぼっていたとき、ふっと思ったんんだ。それまでも都会への憧れはあって、なんとなく関西方面へ進学してから、東京で仕事するのかな?なんて思ってたけど。いきなり東京でいんじゃね?ってひらめいたんだ。あのときの感覚を今でも覚えている。よく戦った。朝ドラヒロイン、たっぷり体験できたね。すごいね。おめでとう私。

・美術大学へ行く!
一応、叶えてあげたね!思ったほどのランクではなかったけど、でも東京の美大には一応事実として行けたよ。卒業もしたよ。えらいね。叶えられたね。

・占い系の仕事をしてみる!
定年になったらいつかやりたいと思っていたことを、30歳で叶えちゃったね!びっくり!!イメージよりも随分若く、できちゃった!そう思うとなんかすご~いって思えてきた。イメージの中の私は60代で、お客のこない古本屋さん。カフェになってて、そこではお友達が切り盛りしている。私は火曜日だけ占いをさせてもらう。そんなイメージだった。でもまだこれから叶うかもしれないけどね!

・クリエイティブ系の子会社でわちゃわちゃする!
これは直接的に願ったわけじゃないけど、ある意味願っていたのかも。本田翼ちゃん(ばっさー)がヘタレ女子っぽい役を演じてるようなドラマが好きだったり、20代の蒼井優ちゃんが演じたような、なんかクセのある本人は幸せにむかっているつもりなのに、傍からみると「それ大丈夫?」みたいな子。そういう感じ、やってみたかった。ある意味叶ってる。タナダユキの世界観の主人公としてリアルで生きていた私。ある意味すごいよ。

・擦れてみたい!
振り返るとわかる。わたし、擦れてみたかったんだよ。優等生が不良にあこがれる的なやつのひとつ。売れない劇団員とか、ミュージシャンの卵とか、そういう人たちとわちゃわちゃしてみたかった。私は結局自分の殻を割れないままただそこにいただけの人だったけど、わちゃわちゃ感と孤独感と果てしない感は十分に体験できた気がする!大満足なり。25歳フリーターの私って、実はすごく好きだったな。権力とか不可抗力に抗っている感じがたまらなく自由を感じていた。お金なんかいらね~んだよ!っていうスピリットで生きるそのこと自体がすごく自由でかっこいいって思ってた。実際、お金はなにのにすっごく自由で勇ましくて我ながらかっこよかったとさえ思う。

・恋愛を卒業して、結婚してみたい。
叶ったね。叶いすぎて怖いくらいだよ。恋愛ごっこも素晴らく貴重な体験だから、それはそれでよかったよね。楽しかった~。切なくて苦しくて自信がなくて束縛したり自分が嫌いになったり恋愛から一切距離をおいて過ごしてみたいその全部が愛おしくてたらまないよ。叶えてくれたありがとう私。自分が育った中では知り得ないような素晴らしい「夫婦」関係を築けていて、本当にそれはすごいことだと思う!スピリチュアルマスターになってきたからだよね絶対。

・自分の街をみつける
いっぱい引っ越したね。いっぱいいろんな街をみたね。東京に住むっていうより、「東京」と旅している、って感覚だったんだよ。「東京」ってどんなところなのか知りたくて、そしたらどうやら「東京」っていっても、いろんな街があってカルチャーがあってステータスがあって。同じ東京の中でも、住む人も景色も街も匂いも、エネルギーを波動も全然ちがくて。実際に気になった街に住んでみることで、肌感でいろいろわかったことがたくさんあるね。そして、旅が終わったら、今度は「自分にあう街」を見つける段階に入ったね。東京は本当にいろんなパラレルが凝縮してるから。よくぞたどりついた!あっぱれ!私の嗅覚。今の街がほんとうに大好き。大好きなところに大好きなひとと住むことができているって、こんな幸せなことないよね。あ~よくぞここまでたどりつたね!私!

・お部屋をスッキリさせる
結婚して特に加速したね。もともと片づけられないこの私が。断捨離&整理整頓上手な旦那さんのおかげで、いつもキレイすることがどれほど心地よいのか、そして、その空間づくりをあたりまえにすること。最初はいっぱいムカついたり、「そんなの民主主義じゃない!」とかって反乱起こしたりしてたけど。今はありがたいと思う。片づけられない私が、どんどん勝手にできるようになっていってる。しかも、気づけばお母さんは断捨離のプロレベル。これからはあらゆるもののの「中」を整えたいけど、その能力がわたしにはない。ので、これからはどんどん頼れる人の素晴らしい力をお借りして、もっともっと叶えていきたいと思う。
 

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