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音楽発表会で金賞が取れた裏側にはジャイアンの存在が

昔はクラスに一人、ガキ大将的なジャイアンがいたものだ。もちろんその脇を固めるスネ夫やのび太も。今回noteに記す物語は実際にあったノンフィクションである。


目次
・あだ名の延長線上にできた”かえうた”
・放課後の集いは○○○○の合唱?!
・先生からの謝罪
・クラスの団結がまさかの金賞へ


あだ名の延長線上でできた"かえうた"

クラスには勉強ができる人、センスのある人、まじめが取り柄の人などいろんなひとが集まっている。
そんなクラスにジャイアンはやってきた。ジャイアンはクラスのメンバーに次々とあだ名をつけ、しまいには女の子に”う○こ”とあだ名をつける始末。

そんなジャイアンはあだ名だけでは飽き足りない様子で次に起こった出来事、それはあだ名をつけたクラスメイトへのかえうたである。
ここまではどこかで観たドラ○もんの一幕のようだ。そしてこの”かえうた”はクラスメイトを巻き込んだ集会のはじまりになった。


放課後の集いは○○○○の合唱?!

ある日の放課後、ジャイアンはクラスの扉を閉めた。「今日はA(あだ名をつけられたクラスメイトA)の”かえうた”をみんなで合唱するから全員教室に残るように。勝手に帰ったら・・・わかるよなぁ」とクラス中にヤツの声が響いた。その後、強制で教室に残された全員はかえうたを歌い、居残りをするのだった。


先生からの謝罪

そんなジャイアンとクラスメイトの楽しい??日々が続くなか、ある出来事が起こる。何がキッカケか、担任の先生とジャイアンが対立することが起きた。
そしてその日の出来事を先生は次の日から後悔することになるのである。

次の日、先生が教室に入ってくると、、、、なんだかクラスの様子がいつもと違う。生徒に声をかけてもうんともすんとも返ってこないのだ。それは数日間続いた。さすがの先生も”誰が”この事態を起こしたのかは察しがついていた。そう、ヤツ(ジャイアン)だ。

数日たった日、先生はこの状態が続くことは”学級崩壊”を招きかねないことを恐れ、先生はジャイアンを教室の外に呼んだ。

(先生) ジャイアン・・・すまなかった。ゆるしてくれ。

(ジャイアン) ・・・先生、分かってくれればいいよ。

ジャイアンは先生の肩をトントンとたたき、ニヤリと笑った。

この出来事は第三者から見れば、先生を差し置いて”一人の生徒(ジャイアン)”が実権を握る独裁状態のように見える。

しかしこの出来事がクラスが”一致団結”する、とてつもない力になっていくのである。


クラスの団結がまさかの金賞へ

クラスではあだ名、かえうた、放課後の集い、先生に謝罪させるなど、さまざまな出来事があったが、クラス全体の士気はどんどん良いほうへ高まっていく

そしてその結果、音楽発表会では金賞にみごと輝き、クラス選抜の800M リレーでは生徒同士が戦略に戦略をねり、優勝したというのだ。

それにしてもあわや学級崩壊寸前かっ?!にみえたクラスだったがそれが一変してクラス一致団結となるとは、だれが予想しただろう。

そして、じつはこの話、ダンナの中学生のクラスの話なんですが・・・

それではジャイアン改め、ダンナになぜクラスメイトにあだ名とかえうたをつけたのか、そして先生との関係性もきいてみた。


(ダンナ) 個人にキャラをつけることで仲良くなる目的があったんだよな。あと担任の先生とぶつかった時、先生が素直に折れてくれたから(謝罪)クラスの団結力が高まった気がするんだよな。先生は大人だから、生徒は子どもだからじゃなくて、”一人の人間として向き合うこと”ができたからクラス全体の雰囲気が良くなって団結できたんじゃないかな。


それを聞いた私は・・・ジャイアンがそれ言う??!?とツッコミを入れながらこの物語は担任の先生、クラスメイトとの人間関係が作ったドラマだなとちょっぴりうらやましくなった。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。









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