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ごあいさつ
親戚の集いを早々に切り上げて、吉祥寺に来ている。何人集まるか知らんが、そこそこの人数くるであろう飲み会だ。
ところが誰も来ていない。しようがないのでハモニカ横丁で待つ。今朝は餅を胃袋の形状になるまで詰め込み、つい1時間前はおせちを食べたが、アラブ系に見える外国人に誘われるがままに入店した横丁のイタリアンで、バランタインソーダが飲み初めとはなんとも洒落た新年だ。
カウンターにカップルが1組いる。4席離れて座った。
女「あたし大晦日に限らず1人とか無理なんだよね〜」
男「わかるわかる」
1人で入店した坊主は目に入っていないのか。
女「子供作るってよりいてほしいよね〜」
男「スリーピースみたいなね!」
女「加藤清史郎くんが急に玄関の前にいるみたいなね」
男「えー須賀健太だよ」
僕(須賀健太だね)
女「えー誰だよ、加藤清史郎だよ」
僕(須賀健太だよ、お前が誰だよ)
男「ほら!須賀健太じゃん(スマホの画面を見せる)」
女「あーーこの子か!」
僕(ほらね!ほらね!)「バランタインソーダおかわりください」
あと何分待つのか。早くこの場を出たい。が、外は寒い。
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしく。
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