ドラゴン桜2021東大合格必勝法:家庭の10か条

前回のドラゴン桜2021では、東大専科の生徒がバカはちまきをしている写真がSNSで拡散され、生徒の母親が桜木建二先生のところにどなりこんで来ました。

母親達は、うちの子が東大に入れるわけがない、と本気で怒っていました。これは興味深い反応です。自分の子がバカだ、と必死になって主張しているわけですから。必死になって、自分の子供がバカだ、と主張するのは、自分もバカ、と言っているようにも思えます。

とはいえ、実際には、自分の子供がそれほどすごいはずがない、という目で見る親も多いです。多くの親が、自分の子供が東大に入ったら、とんびが鷹を生んだ、と普通ではない反応をするでしょう。普通ではいられないはずです。

しかし、こういう親こそが子供の夢を壊す、いわゆるドリームキラーと言われる親です。そういう親に育てられると、東大なんて特別優秀な秀才が行くところで、才能が普通の自分は東大なんか入れるわけがない、という信念を持ってしまいます。

そういう親と一緒にいるだけで、潜在意識的に親の思いが伝わり、子供の可能性に無意識のうちに蓋をしてしまいます。そして、大したことのない学校に入り、まじめに勉強もしなくなります。

そのあたりを桜木建二は、うまく気づかせ、母親達に自分の子供にも可能性はある、と思わせることに成功します。

その後、桜木建二は、家庭の10か条というのを母親に教えていました。

1.一緒に朝ごはんを食べること
2.何か1つでも家事をさせること
3.適度に運動させること
4.毎日同じ時間に風呂に入らせること
5.体調の悪いときは無理をさせず休ませること
6.リビングはいつでもかたづけておくこと
7.勉強に口出ししないこと
8.夫婦仲良くすること
9.月に一度家族で外食すること
10.この10か条を父親と共有すること

どれも、簡単なことですが、それなりに効果がある気はします。

1.は、親が子供の様子を見ることができ、異常があればすぐに気づけるメリットがあります。子供も何か言いたいことや欲しいものがあったりしたらすぐに言えます。

2.何か1つでも家事をさせること、というのは、受験生だから、といって、腫れ物に触るように扱われると、逆に意識してしまって、プレッシャーになるからです。

私の家族も勉強に差し障りがあるといけないから、TVの音を小さくする、という家族でした。そういうことを恩着せがましくやられると、無言で勉強しろ、と言われているようで嫌でした。

受験生であっても、部屋の掃除はもちろん、風呂掃除やトイレ掃除など、何らかの家事をやることで気分転換にもなるし、プレッシャーも減って伸び伸びと勉強できる気がします。

要は、大学受験生だから、といって周りが特別扱いすればするほど、本人もプレッシャーを感じて、勉強の効率が落ちるおそれがあるので、受験生であっても、人間としてやるべきことはきちんとやるようにすべきと思います。

3.適度に運動させる、というのはスポーツの部活をやっている生徒の場合は特に必要ないと思いますが、全く運動していない生徒には、何らかの形で運動させるのはいいと思います。

4.の毎日同じ時間に風呂に入る、というのは賛否両論あると思います。すごく調子がよくて、ノリノリで勉強できている状態に入っていれば、その集中力を切ってまで同じ時間に風呂に入る必要はないかも知れません。

5.の調子が悪いときは休む、というのは当たり前ですね

6.のリビングをきれいにしておく、というのは実は結構重要です。リビングが散らかっていると、悪い波動を受けてしまい、受験生もエネルギーが落ちてしまいます。リビングがきれいだと、いいエネルギー状態を保てます。

7.勉強に口出ししない、というのは、親や兄弟姉妹が東大卒であれば口出しOKと思いますが、それよりかなり学歴が落ちる場合は、桜木先生に任せるのがよいでしょう。実際に目標を達成している人の言うことの方が正しいので、東大に入ったことのない、父母が思いつきで何かアドバイスすると逆効果になりかねません。

8.夫婦仲良くする、というのは子供の精神状態をよく保つのに有効です。両親が仲良くしていると子供も幸せな気持ちになります。両親がケンカしていると、子供も安心して勉強に集中できません。離婚しそうだったりしたらなおさらでしょう。

9.の月に一度外食、というのは、家族で外食して、たわいもない会話をして普通の生活をするのはいい気分転換になるでしょう。2月か3月に1回でもいいかも知れません。

10.は父親と共有しないと効果を発揮しないから当然ですね。

要は、受験生だからと言って、特別扱いし、腫れ物を触るような扱いはせず、普通の家庭がやるような日常生活を送らせる、ということでしょう。

そのことが、東大に入っても当たり前、という気持ちにつながります。

特別扱いし、腫れ物にさわるような扱いをすると、やっぱり東大はめちゃくちゃ難しいんだ、という気持ちが無意識に蓄積されます。すると緊張して伸び伸びと勉強ができなくなるおそれがあります。

東大は特別、という気持ちにさせず、東大は普通に入って当たり前の1つの大学、というくらいの普通の意識で東大に入る勉強をするのがいいと思います。受験名門校の生徒達は、現役で東大に入るのが当たり前、という感覚ですから。

そういう意味で、上の家庭の10か条は当たり前のことを当たり前にやる、ということだと思います。そのあたりを受験生の親は気をつけるといいと思います。たかが東大、されど東大、みたいな感覚でしょうか。

たかが東大されど東大:東京大学に入れば就職はどこでもドア?という動画は以下です。


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