バカの花の咲くころ 中学受験編          ~父の役割とは~

娘パー子(以下P子)、小学5年生10才。迷ったものの、中学受験にトライ。息子ペー(以下ペー)も姉の姿を見て育っているもので、自分は当然、中学受験するものだと思っている。
この時点では「中学受験→中高一貫」で家計を破壊するようなことになるとは思っていなかったのだが、二人ともその後、私立大進学で、自分は禿げた頭に汗水垂らして社畜にならざるを得なかった。

(以下は2005年当時のブログです)
P子が塾から帰ってきた夕飯食卓。
P子「きょう帰りにさ~セミの幼虫が歩いていたから、拾ってね~木に捕まらせてあげた」
P子「この間ね~ミミズがね~日なたでもがいていたからね~気持ち悪かったけど葉っぱで土の陰にどけてやった。干からびたり、踏まれたりして死んじゃかわいそうだよね~」

 今の小学生は塾に行って(行かされて)、どっかで反動が来て、この父親をバットで殴るのかな~なんて思っている時に、セミやミミズを助けているのを聞くとホッとする。

P子「セミは脱皮してすぐ死んじゃうんだよね」
父 「そうそう、何年も地中にいてその間に道路が舗装されたりすると、外                    に出ようと思っても、上がアスファルトになっていて出られない…お前          今度アスファルトめくってみ。セミの死体びっしりよ」
母 「ひえ~」←娘より騙しやすい
   弟のペー(7才)が参戦
ペー「ねえ、人間も脱皮するの?」
父 「あ、お前、この間ママが、明け方、脱皮したの見てないの?」
ペー「ホント?ねえママ、ホント?」
父 「おお、ママかと思って揺すったら、皮なんだよ。皮だぜ!その横に一
   回り大きくなったママが…(ガスっ!バキっ!)」
(血の海)
  
ペー「僕のチ○チ○も脱皮するってこの間パパ言ってたよね」
父 「よしなさい。はしたない」
ペー「パパは、僕が脱皮したり毛が生えたら役所に届け出るから教えろって
   言ってたよね」
父 「いや、そんなことは言っていない!やめなさいっ!」
ペー「ウソだ!お風呂で僕のスーパーボールをパパがお尻に挟んで隠しなが
   ら、僕のここ(股間)にも小さなスーパーボールが入っているって!   
   僕たちの祖先はスーパーボールって言ってたじゃんか!毛が生えた                 ら、役所のおじさんにハンコもらいに行くって言ったよ!」
父 「黙れっ!さ、騒ぐな、そ、そんなことは言っていない!ペーそれは  
   夢、夢だよな!」
ペー「ママの毛もパパが役所に届けてやった、って言ってたよ。でも断られ  
   たって」
母 「あんたっ!お風呂で一体何を教えてんのよっ!」
   ガスっ!オエっ
  (以下、描写に耐えない阿鼻叫喚の図)

中学受験とは親も一緒に戦うものなのだ。
なんとなく締めになっていないけど、俺は気にしない。


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