神谷美恵子コレクション 生きがいについてを時間をかけて読んでいこう

近所の図書館で、伊集院光さんの著書があったので何気なく借りて読んでみたら、伊集院光さんと対談相手の方の見識の広さのおかげで、原作も読みたいという気持ちになって、神谷美恵子『生きがいについて』を読んでみたのですが、これがとても難しい。

昭和の頃の本を読むと、今出版されている本が、どれだけ優しく優しくかみ砕いてくれているのかがとても実感できます。今の優しい本だったら、1分1ページで読めるけど、昔の本は、5分ぐらいかけて、わからない単語は、国語辞典で調べないといけないので、とても時間がかかります。

あまりにも読み解くのが大変なので、ちょっとYouTubeで検索をしてみたら

この本に関して解説してくれている動画があったので、軽く見てみたのですが、確かに書かれている内容を上手にまとめている所は、凄いと思ったのですが、たぶんこの動画を最初に見ていたら、ただのよくある自己啓発本レベルと同じ印象しか持てなくて原作まで読もうとは思わなかったです。

プロデューサーAさんのこぼれ話に書かれている「「生きがいについて」を読む体験というのは、やはり「容易に言語化することを拒むような体験」なのだということです」という部分が重要なのであって、それを追体験しないと神谷美恵子が7年という時間だけでなく、どれだけの思考をし続けていた末に導き出せたのかという一番の核の部分は、わからないからこそ、この本が名著足りうるのだろうなと思いました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%B0%B7%E7%BE%8E%E6%81%B5%E5%AD%90

まだ100ページほどしか読めていないし、全然内容が自分の血肉には、なっていないけれども、たぶん一生自分の横に置き続ける本になるだろうなと思うので、少しずつ読み進めていこうと思います。

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