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「いつからでも変われる能力」と「死ぬまで変われない性格」

海の水が太陽の光で温められて水蒸気になって、それが空気中で冷やされて雲になり、そして雨や雪となって地表に落ちる。
その水は地表を流れ、川を通ってまた海に戻る。
全体の量は常に一定であるように感じるが、もしそうなら、人間の生命の源のようなものも、無から生まれるのではなく、常に量は一定であり、仮に宿主が亡くなってもその魂は消えてなくなるわけではなくまた違う宿主を探すのではないだろうか?と考えたことがあるが、これはつっこみどころがあまりにも多いように感じる。
しかし、信じたい思いが強いせいで自分でこの考えのどこがおかしいかを考えたことはない。

ということで、この記事ではオックスフォード大学の研究による2030年に必要なスキルの第1位である「戦略的学習力」について書いていこうと思う。
この戦略的学習力は簡単にいうと「新しいことを学ぶスキル」であり「何をどう学ぶか」を自分で考えられる能力とでもいえばよいだろうか。

一つ簡単な例を挙げます。

ある農家の息子は数学が大好きで、独学で毎日公式を考えているほどでした。
実家の農業が忙しいため、その息子は学校に行かずに農業を手伝い、大好きな数学だけ独学で勉強し、そのまま20歳を迎えました。
そして21歳の誕生日にその青年がとんでもない公式を発見したと村で一番賢いといわれる教師にその公式を見せに行きました。
そしてその教師は驚きました。
なんとその青年が書いてきた公式は二次方程式の解の公式だったのです。


どうでしょうか、これをみて青年をすごいと思うだろうか?
もちろん誰にも教わらずに二次方程式の解の公式を求めるのはすごいですが、普通であればこれは中学生が習う内容です。
普通に学校へ行っていればもっと早くに知れたことをわざわざ遠回りして知ることになっているのです。
もちろんこの青年の人生の目標が明確でない分、これが正しいか正しくないかは判断できかねますが、何が言いたいかというと、学び方を間違えると取り返しのつかないほどの差がついてしまうということです。

もちろん何も目標がない人には不要な話です。
しかしオックスフォード大学の研究ではこのスキルは、「役に立つスキル」ではなく「必要なスキル」とされているので、皆に目標がある前提で進めます。

自分が達成したい目標をかかげ、それを達成するために「何が必要で」「それをどのように学ぶのがよいのか」を考える必要があります。

プロサッカー選手になりたいなら、サッカーがうまいだけでなく外国語を最低限学ぶべきなのか、上半身と下半身のトレーニングはどこを中心にやるべきなのか、はたまた心理学も学ぶべきなのか、それらはサッカーの戦術に組み込まれているだろうから必要ないとするのか

テレビで売れて活躍したいなら、売れるために必要なもので天性のものは何だろうか?後天的に身につくもので活躍している人物はいるだろうか?
自分の持っている能力で、限りある時間の中で売れることはできるだろうか、どういった手順を踏んで売れるまでに至るのか、絶対に犯してはいけない失敗はなにか、、、、

などのように考えていくスキルが戦略的学習力といえるでしょう(多分)

この戦略的学習力を持っている人はいついかなる時でも人生の挽回がきくと思います。
カーネルサンダースが60歳を過ぎてからケンタッキーをつくったというエピソードは有名ですが、彼はきっとこの戦略的学習力が高かったのでしょう。

まあ成功する人の話や能力はこの辺で簡単に終わるとして、
今度は「死ぬまで変われない人」の特徴について話そうと思います。

目標や夢があっても目の前の誘惑に負けてしまい後回し後回し、、気づけば今年一年あっという間だったな、、なんて人は要注意です。
きっとあなたのその性格は死ぬまでそのままデス

なぜなら人間の脳は対策がない限り、気が散るようにでいており、現代では脳がドーパミンをどばどば出すためのSNSや情報がいつでもスマートフォンで見れてしまい、気を取られてしまうからです。

では、どうすればその死ぬまで変われない性格を変えることができるのでしょうか?
これは以下の3つを行うことが最低条件です。

1、期限の設置
仮に「5キロダイエットをする」という目標を掲げたとしよう。
「いつまでに」という期限を決めないことには、その「方法」が見えてこない。
3日で5キロやせるなら飲まず食わずで過ごす必要があるし、1カ月で達成するなら夜ご飯を抜き、運動をすれば良いし、1年後に達成するのなら、夜の炭水化物を少なめにするだけでよい。
このように期限の設置をしないことには目標に対する行動が見えてこないためいつまでたっても行動に移すことができない。

2、具体化
人に話せるレベルまで行動を具体化しなければならない。
「1か月後に10キロやせるから、これからは毎日運動してご飯も控える!」といった人が1か月後に痩せていると思うだろうか?
きっと長くかかるか、痩せても数キロだろう。
もっと「接種カロリー〇〇に対して一日当たり〇〇減らせば〇日後には〇キロやせる計算で、理論通りにいかない可能性もふくめて、、」と具体化しなければ人間の脳は行動に移すまでに壁を感じてしまいやらずになあなあになってしまう。

3、数値化

数値化は目標達成のために避けては通れない。
初めのほうは、取り組み自体に慣れていないため「やったるきー!」とモチベーションが高まり継続することは困難ではない。
しかし、数日もたってくると、そのモチベーションは下がってくる、なぜかというとその行動が習慣化され慣れてしまうからだ。
人は慣れると脳のエネルギーを使わなくてもその行動ができるため、やる気が落ちてしまい、そのままやる意味を見出せなくなりやらなくなってしまう。
しかし、慣れてきたということは、上達したことにつながるため、数字はついてくる。ダイエットであるなら体重は落ちてくるのだ。
体重を計っていなければ、運動も食事制限も苦痛になってしまいやめてしまうだろう。
しかし、毎日体重計に乗ってその減少を数値化していれば、毎日のダイエットに慣れてモチベーションが無くても、体重が数値として減っているため続けることができる。
要は、はじめはモチベーション、その後は数値。ということなのだ。

もし、暇な時間にあなたが無意識にSNSを見てしまったりして脳のドーパミン分泌のための奴隷になっているなら、この3つを意識してみるとよいだろう。

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そもそも人生に目標なんてないからダラダラした生活でいいんだ!という人は、「そのツボは満杯か?」という有名なお話を調べてみるとよい。
それでも今のままでいいならよいと思う。

ワイはこの期限の設置、具体化、数値化をしたうえで、戦略的学習力を使って戦略的学習力を身に着け、何とか若いうちに一花咲かせようと思います。

おわり


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