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新しいルールには、新しい価値を

緊急事態宣言解除とともに新しいルールがやってくる

ビフォーコロナには戻らない。一番顕著なものはテレワークだと思う。  こんなに便利で、こんなに生産的であることをコロナは我々に"強制的"に体験させてくれた。

すべての人が等しく体験できたことで、"わざわざ足を運ぶ"という儀礼的観念を社会全体でリセットするチャンスを与えてくれた。テレワークで商談をすることに抵抗感が薄らぎ、逆に顔を突き合わせることのリスクを考える必要が出てきた。

今回のコロナの教訓を事業継続性として捉えると、テレワークは特別な条件下で活用するのではなく、日常として活用しているからこそ事業継続性が高まるわけである。普段使っていないものは、いざとなった時には使えない。さらに、これまでの "いざ" がこれからの "日常" となることも考慮すると、テレワークをやめて元に戻すという選択肢は現実的にはあり得ないと感じる次第である。

変革を求められる場として最初に思い浮かぶのは役所であることに賛成してくれる方が多いだろう。様々な書類の受け取りや申請は「窓口」で受け付け「窓口」で手渡される。そこで一定時間待つという行為ももれなくセットでついてくる。知らない人同士が、"集まる意思なく集まる"のである。

この"集まる意思なく集まる"仕組みを根底から支えている(しまっている)のが「紙文化」だと思う。データではなく、物理的なモノを手に入れないといけないから"集まる"のである。住民票も登記簿謄本もあらゆる紙の証明書をデータに変えるチャンスが来ている。ブロックチェーンやデータセキュリティ技術で、そのデータを"正しいもの"と保証してあげれば良いのである。

今後は"集まる意思なく集まる"を回避することが、役所でも民間でもサービス基準の1つとして意識されるのではないだろうか。

銀行の窓口、病院の待合い、満員電車も新しいサービス基準を適用する対象であろう。満員電車に関してはテレワークで解消されることがすでに証明されている。

寄り添う人の提供価値を考える

教育・指導という分野も大きな変化を迎い入れることになると思う。一か所に集まって、「知識」「技術」「経験」を教わり体験し共有するタイプのサービス提供がこれにあたる。学校、塾、クラブ(カルチャー&スポーツ)などなど。

この分野の変革は、「仕組み」と「寄り添う人の提供価値」に分類されると思う。仕組みはテレワーク等技術やサービスの導入で等しく進化できる。差が現れるのは「寄り添う人の提供価値」である。

例えば小学校における「学級経営」という課題。親御さんの間で人気のある(認められている)先生とは「学級経営」がうまくいってる先生のような気がする。知識、技術、経験を教授する他に、「寄り添う価値の提供」が上手い人、下手な人の差が学級経営の差の一因となっているのではないだろうか。あくまでも個人的見解であるが。

先生として「教える」という価値と「寄り添う」という価値。今後、差別化するならば、高めるべきは圧倒的に「寄り添う」という価値である。  「教える」という価値は、身近な先生でなくとも動画サービスやアプリで賄うことができる。質問も昼夜問わずすぐに回答できたりもする。教えることが上手な先生の動画を見せて、何が分からないのかを感じ取り質問に丁寧に回答するという ”教えるスタイル” も選択肢としてあり得ると思う。

では、寄り添う価値とは?                      

私は寄り添う一人ひとりに合わせて、伝えたいことをどれだけ伝わりやすくカスタマイズして伝えることができるか?それが寄り添う人が提供できる価値だと思う。

寄り添う人とは、先生と呼ばれるすべての人(教師、教授、講師、コンサルタントetc.)、コーチ、監督、医者、看護師、そして上司がそれにあたる。それぞれの環境で寄り添うという価値がどれくらいの比重を占めるのかはそれぞれであろうが、寄り添う人として価値を提供できるかどうかが、新しいルールとなりそうな職業または役割である。職業ではないが、「親、夫、妻」もこれに当てはまるのかもしれない。

伝え方をカスタマイズする≒行動を変えるということ

どうすれば伝え方をカスタマイズできるのか?それには、まず、自分がどんな伝え方をしているのかを知ることが先決である。           例えば、「まずやってみる」ことに重きをおいているのか?それとも「しっかり考える」ことに重きをおいているのか? また、どんなことにモチベーションを感じ、どんなことにストレスを感じるのか?

自身の行動の癖を知ると、接し方のバリエーションが生まれてくる。   バリエーションが増えると、伝え方をカスタマイズできる幅が広がる。  さらに、寄り添う相手の癖を知れば、カスタマイズにフィット感が生まれ、伝えたいことがより伝わるようになる。

なくて七癖。「その癖がわからないから苦労してるんだ。」という言葉も聞こえてきそうである。この行動の癖を見える化し自身の行動の癖を知ることができるレポートを作りました。それが、ビノベーション®レポートです。

ビノベーション®レポートって?

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