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【医学部学士編入試験】高知大学_筆記試験について

記事をご覧いただきありがとうございます。

この記事をご覧になられたということは、高知大学に興味をお持ちの方でしょう。過去問及び2021年に高知大学を受験した経験に基づいて、情報をお話いたします。後続の面接編については300円いかない程度でだしますので、興味のある方、実際に2次試験に進まれた方はご参照ください。

まず筆記試験全体の特徴ですが、、全科目選択式の問題であり、かつ選択肢が多いことが挙げられます。選択式の試験形態は学士編入を受け入れている大学の中ではかなりレアですよね。調子が狂う方もいらっしゃると思うので、事前に過去問対策はしておきましょう。
では出題科目ごとの内容を以下で簡潔に記載します。効率的な対策を行うための書籍については別記事でまとめていますのでそちらを参照ください。
※数学で用いた参考書についてはこちらで記載します。

■数学
数学については高校範囲が出題されます。6問程度で構成されており、1つの大問における連続した小問形式ですので、途中で分からなくなったり間違えたりすると、後続が全滅する可能性があります。少なくともケアレスミスをなくすよう、解き終わった後の二重チェックは行った方がよいでしょう。よく出題されている範囲は微積、三角関数、座標、ベクトルなどです。数3Cの範囲もしっかりテスト範囲ですのでご注意ください。
私が用いていた参考書は以下のテキストになります。
 ・青チャート(ⅡBとⅢC)
 ・数列と行列が面白いほどわかる本
  ※廃版なので買うなら中古となります。

■物理
物理についてはほぼ高校範囲が出題されます。”ほぼ”と記載したのは年によって大学範囲(主に力学)が出題されるためです。ただし大学範囲の問題は多くても1,2問なので、思い切って捨ててしまうのも戦略的だと思います。
高校範囲は力学、熱力学、波動、電磁気学、原子物理学と幅広く出題されます。6問程度で構成されているため、すべてが出るわけではないですが、どの分野がでても対応できるよう、しっかり参考書で目を通しておきましょう。(原子物理は他の大学で出題されにくい分、対策がおろそかになりがちなので注意)

■化学
こちらも6問程度で構成され、ほぼほぼ高校範囲です。最近大学範囲はほとんどでてないのですが、過去有機化学の分野(Sn1反応Sn2反応など)で出題されておりました。ただ出題される確率は高くないため、もし勉強が間に合わない場合、大学範囲の勉強は捨てるか過去問を覗く程度でよいと考えます。

■生命科学
こちらは某〇ルスのテキスト(基礎編)を見ておけば問題ない程度のレベルです。他の大学よりかは難易度は低めで、基礎的な知識があるかどうかを見ているように思います。また2022年度では時事問題(コロナの大きさはどの程度か、、など)は出されているため、しっかり直近の時事にはアンテナを張り自身でリサーチをしておきましょう。
※ちなみに、某〇〇カリにコロナについてはまとめられていたものは販売されてました。

■英語
英語は2023年度から外部試験(Toeic)に変更となるため、記載を割愛いたします。

■最後に
年によってばらつきがありますが、1次通過のボーダーは6割程度(5~7割とばらつきがあり、その平均を記載)のようです。ちなみに1次選考において追加合格の概念がこの大学には存在しますので、もし1次選考で落ちてしまったとしても繰り上がり合格の可能性は0ではありません。
※1次選考合格者は2次試験を受験するか否かを事前に表明する必要があるため、そこで辞退者が出た場合に繰り上がりが発生するとのこと。

高校範囲をメインに出題され、かつ選択式であるということから、2科目型で攻めている受験者であってもチャレンジしやすい大学だと思います。また、最終合格において2次試験の成績を特に重視しているといわれています。筆記は少し苦手だけど経歴や内面に特に自信がある方は一度トライしてみるのもよいかもしれません。

以上です。

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