パイロットを目指し、4年越しで航空大学校に合格!
こんにちは!
勉強カフェでカスタマーエクスペリエンスを担当しております上村綾子です。
今回の会員さまインタビューは、パイロットを目指され、超難関と言われる航空大学校(日本唯一の国が設置したパイロット養成機関)に今年合格された、柏マルイスタジオのFさんです。
超難関試験に受かるまでのこと、そしてこれからのことを伺いました。
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そもそもなぜパイロットを目指されるようになったのですか?
パイロットを目指すきっかけは、小学校の卒業式でした。
私の学校の卒業式では、将来の夢を壇上で一人一人発表するという変わった伝統がありました。
小学生の時は野球チームに入っていたので、チームのみんなは「プロ野球選手になりたい」と口を揃えて言う中、自分は違うことが言いたかったのでしょうね。
なんとなくかっこいいということと、祖父母の家に行くのによく飛行機に乗っていたと言うこともあり、「パイロットになりたい!」と宣言したところから目指すことになりました。
小学六年生の時にパイロットという夢を抱いたんですね。その夢は中学以降も続いたんですか?
はい。中学校に入った時に、航空大学校の存在を知りました。
パイロットになる方法は次のようにいくつかあります。
・航空大学校に入る
・航空会社に入社してからパイロットになる
・私立大に行く
・自分でライセンスを取得する
この中でも一番確率が高く経済的負担も少ないのが航空大学校ということで、目指すことにしました。
航空大学校の受験資格に、他の大学で2年間分の単位を取得するというものがあるため、大学に通いながら航空大学校を目指しました。
大学に通いながらの受験勉強、大変だったでしょうね。航空大学校は合格するのに何年もかかると聞いていますが、Fさんはどのくらい挑戦されたのですか?
私の場合、3年間は合格することができず、4度目の挑戦で合格となりました。
不合格だった3年間は辛い思いも多くしましたが、航空大学校の受験資格は25歳未満と決まっていおり、その歳を超えてしまうともう2度と受験のチャンスはないため、許される限り挑戦し続けようという思いで4年間乗り越えました。
同じ試験に挑戦してきた仲間と会話する中で、なぜ自分はパイロットを目指すのか、死ぬ時に後悔しない生き方とは何か、という原点に立ち返ることで乗り越えられたような気がします。
勉強カフェではどのように勉強されていましたか?
本格的に航空大学校の受験勉強を始めてからは、週に7日、朝から一日中勉強カフェで過ごすというスタイルでした。
月曜に1週間の勉強スケジュールを立てるところからスタートしていました。試験内容である、数学・物理・英語・SPIのような総合テスト、それぞれのバランスを考えながら、いつ何を勉強するかの計画を立てました。
朝から晩までの勉強だったため、集中力を保つためにポモドーロテクニックを活用していました。スマホのアプリを使って25分勉強して5分休憩、数時間ごとに長めの休憩を取るというスタイルに沿って勉強すると、集中力が一生続くような感覚にもなりました(笑)
ポモドーロテクニックって、25分経った時に切りが良くないとスパッとやめられなくて結局ズルズルとなってしまうことがよくあるのですが、そんなことはなかったですか?
気持ち良くわかります!切りが悪いとやめにくいですよね。
ただ、切りが悪いということは休憩後にやるべきことが明確で、しかもまたすぐ再開したいというモチベーションになるので、そちらの良い点に目を向けてスパッと切るようにしていました。
休憩時間は机にもたれて目を閉じて寝たり、音楽を聞くようにしていました。集中力が長時間続くのでお勧めです!
なるほど!そして4度目の挑戦で試験に合格した時の気持ちはどうでしたか?
嬉しいというより、ほっとした気持ちが大きかったです。大騒ぎはしませんでしたが、静かに喜びました。
本当におめでとうございました!入学は来年の2月なのですよね?
はい。2月からは基本的に宮崎にある本校で、寮生活をしながら約二年間学び、その後はエアラインパイロットとして働くことを目指すつもりです。
子どもの頃からの夢だったパイロットになり、今度は皆さんに夢を届ける側になりたいです。
最後に、航空大学校を目指す人へのアドバイスをお願いします。
重要なポイントは二つです。絶対に諦めないことと、そして仲間の存在を大切にすることです。
仲間と対話することでモチベーションを保ち、合格に繋がるはずです。
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Fさん、今日は貴重なお話をありがとうございました。パイロットの夢を叶えるために、これからも頑張ってください。
お読みくださりありがとうございました。