日記(2022/07/14-17)
14日木曜。退勤後、彼女とガスト行く。唐揚げ定食。ハニーマスタードソースがかかっていてマクドのナゲットを思い出す。マクドのナゲットのソースが大好き。テレビ埼玉『いろはに千鳥』の中で千鳥が食レポするときに「旨すぎてもうマクドなんよ」と言ったとき面白かったが、旨すぎるとマクドになるのは分かる。資本主義ディスっててもマクドナルドやイオンモールに感じるワクワク感を否定できないのはノスタルジーと繋がってるからだと思う。池袋シネマロサ。上田慎一郎『カメラを止めるな!』再見。彼女はホラー映画だと思ってたらしい。
15日金曜。ミシェル・ウエルベック『地図と領土』読み終わる。今年初素麺。ごま油とめんつゆかけて大葉白ごまツナ塩昆布とか散らすやつ。彼女とコワすぎ4再見。異界から来た液体がいつでも臭いの面白い。高次の存在を思わせる古の神が「臭い」という最も低次元の感覚で認識される。
16日土曜。彼女と国立近大美術館「ゲルハルト・リヒター展」。めちゃ良かった。アブストラクトペインティングは中学時代に入院してたときに見た幻覚と似てる。絵具の削り取りによって生まれた抽象的なイメージから何かが現れまた消えていき、そしてまた別の何かが現れる、流動的な視覚経験、こういう感じだった。帰宅してコワすぎ劇場版序章再見。その後ドミノピザ。三連休なので浮かれてる。寝る前にコワすぎ劇場版再見。この回はもうギリシャ悲劇。
17日日曜。再び素麺。ジョン・フォード『アイアン・ホース』見る。119分版。展開は早いけど尺はまあまあ長くて体感時間もそれなりに長い。サイレント時代のフォード初めて見た。ヴェーラのフォード特集で150分版やるからDVDで見るの待とうかと思ったけど、これであと30分長いとさらに見るのしんどくなるかもな…とか思っちゃった。ごめんなさい。どこがどうカットされているのか分からないが。単純にシーン数が増えるだけなのか、シーンごとの深みが増すような編集になるのか。鉄道敷設労働の話だが、敷設労働って見る感じだと基本的に線路に釘を打つだけなので、炭鉱(『わが谷は緑なりき』)とかビル建設(『超高層プロフェッショナル』)とか伐採(『オレゴン大森林』)等に比べるとあんまりスケール感がないというか。重労働にしては見た目が地味で、そこまでノレなかった。鉄道敷設労働者の方々は何も悪くない……。
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