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日記(2022/07/09-11)

土曜日。白石晃士『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE02 震える幽霊』、同『FILE03 人喰い河童伝説』再見。彼女が白石晃士にハマったらしいのでコワすぎマラソン。今日見た2作とも大学入学した年に見たと思うが全く覚えていない。FILE02は夕子の顔が怖い。浮いてるときの表情。リミナルスペースっぽい黄色い部屋。しかし印象が薄い。2012年なのでめちゃくちゃ出来たての東京スカイツリーをモチーフにしたホラーを作っているということになる。誰よりも先にスカイツリー都市伝説を作ろうとしたのか。FILE03は河童に対して軽いノリのカップルが良い。終盤、夜通し河童と戦ったあと、もう朝になってるから暗視カメラ解除するときの「オールした感」が青春っぽい。

日曜日。彼女と森美術館「地球が回る音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」。エレン・アルトフェストが良かった。六本木で遅めの昼食に蕎麦を食べようと探すも、どの店も高くてビビる。2人とも天ざるそば食べたいのに2500円くらいする。結局渋谷に戻って蕎麦。1500円。 その前にくら寿司も検討したが、渋谷のくら寿司は15時とかでも全然1時間待ちだったりする。

月曜日。何か最近は読みかけで中断してる本が多くなってきたが、とりあえずミシェル・ウエルベック『地図と領土』読み始める。渋谷のTSUTAYA行ってアレクサンドル・アストリュック『女の一生』とジョン・フォード『アイアン・ホース』借りる。『女の一生』はゴダールの絶賛評を保坂和志経由で知って以来見たかった。帰宅してエイゼンシュテイン『全線』見る。バター製造機を買った農民たちが訝しげに機械を見つめる場面で、なかやまきんに君かって言いたくなるくらい「濃くなるか!濃くならないか!」っていう、どっちになるか煽る描写のモンタージュが盛り上がりすぎて爆笑。結局「濃くなーーーーる!!!」で終わるときの多幸感やばい。濃くなるかどうかで盛り上がる映画はこれが多分最初で最後。その後の牛の交尾のモンタージュもアツい。雌牛と牡牛の交互のモンタージュが加速してほぼ重なって見えるくらいになると仔牛が産まれる。

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