【音楽雑記】Furui Riho「Super Star」 緻密で明るくグルーヴィーな名曲
最新の曲に対するアンテナが低くなっている今日この頃だが、それでも気になる曲がある。Furui Riho「Super Star」もそんな曲の一つ。
明るく透明感ある声質、ハッピー感のあるキャッチーなメロディ。歌唱にもグルーヴ感があって、トラックもとても丁寧につくりこまれていて隙がない。中毒性があって何度も聴きたくなる曲だ。
曲の構成は自由な感じ。基本となる循環コード進行にのって次から次へと色んなパートが出てくる。ラップ的なAメロらしきものは最初しか出てこないし、本サビと思われる「誰かのSuper Star〜♪」は2回しか出てこない。
でもAメロに続くBメロもキャッチー。続くブリッジは美しいし、本サビ前の「Left or right and up and up, side, down♪」のところもすこぶるキャッチー。そして満を持してサビ。
これ程てんこ盛りに変化に富んでいるのに3分20秒。リズムも心地いいので何回も聴きたくなるし飽きさせない。
約1年前の曲だが、これ程の曲がYouTubeで29万回再生。思ったほど回ってない。なぜだろう?
その曲も収録された彼女のセンカンドアルバム「Love One Another」が4月に発売された。どの曲も丁寧に作り込まれていてクオリティが高い。
いわゆるJapanese R&B系だと思うが、ともすれば量産されがちなR&B系楽曲がみんな同じように聞こえてしまう今日この頃、彼女の曲は他とは違う熱量とオリジナリティを感じる。
2020年の「I'm Free」はラップ的であり情感もあるメロディー、グルーヴ感あるトラック。こちらも丁寧につくられたとても良い曲だ。
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