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10年前に死にかけました。


この写真は10年前の2月、息子が就職で関東へ移動する事も決まり、家族三人(主に私)が行きたかった屋久島での写真です。アニメ「もののけ姫」の舞台として宮崎氏が描いた森や渓谷、屋久杉も素晴らしい島でした。
もののけ姫に出てくる「犬神モロ」の棲家のモデルとされる突き出た大きな石も近くで見ました。

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屋久島にしか生息しない屋久鹿を近くで見たり、ウミガメがやって来る砂浜を散策したり楽しい時間を過ごしました。
水力発電、日本最南端雪の積もる山、本当に素晴らしい島でした。


「急性心筋梗塞」

そして、この写真を撮った年の翌月3月末に私は「急性心筋梗塞」になりました。前兆はありませんでした。


いつもの様にスポクラで汗を流し、家に帰って晩御飯をいただいた後なんだかフラフラとし始め早く寝ようとしましたが、上腕が痛い。
風邪を引いた時の筋肉痛の様な感じ。
何となく不安を感じました。いつもと違う。


嫌な感じがしたので夫に「ちょっと病院連れてって」と車を出してもらいました。夜の8時くらい。旦那は明日から中国出張でしたが。。
全身から力が抜ける。駐車場では立っていられずしゃがみ込んでいました。


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大阪市西区の中央救急診療所。季節柄風邪のこども達で混んでいて、何時間か待たされましたが、ソファーに横になっていました。座っていられなかったのです。時間の感覚もわからない。ただ天井を見つめていました。

やっと順番が来ました。話をしてもよく頭に入って来ない感じ。
医者の問診やインフルの検査など一通り済ませた後また診察室に。


「何でしょうね〜」「ちょっと心電図でも採ってみましょうか」

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「・・・私は専門ではありませんが、これはオカシイですね」
「近くの循環器内科のある病院へ急いで行って下さい」



そして、徒歩10分の所にある循環器内科のある病院へ救急車で運ばれました。夫は救急車の後を追いました。

そこから、アレヨアレヨという間に裸にされ(スポクラでお風呂に入ってて良かった)大きいモニターがバーンと並んだ手術室に寝かせられました。


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医者や看護師さんが手際よく処置してくれます。

そして内股の付け根からのカテーテルでステントを入れました。
私は自分の心臓がリアルタイムでモニターに映るのが興味深くて、モニターを必死で横目で見てました。麻酔と戦いながら。。😅

終わったのは空が明るくなり始めた頃でした。
夫は私の生命の危機を脱した事だけ確認し、中国へと旅立ちました。。

私はパンツ一枚、タオル一枚支給されないまま数日を過ごしました。親族しか入れないICUなので友人にも頼めませんでした。河内長野に住む姉がパジャマやタオルを持って来てくれたのは3日後でした。

「幽霊との遭遇」
この入院時「幽霊」を見ました。人生初でした。ちっとも怖くありませんでした。夜中にお手洗いに行こうと部屋を出ました。お手洗いは面会コーナーの側にありました。

その面会コーナーの片隅で事務服(紺のベストに紺のスカート)の女性が薄暗い中雑誌を読んでいました。こんなに暗いのによく雑誌なんか読めるな〜と思っただけでした。

翌朝、思い出して「あれは何やったん?!」と怖くなりました。。
ちなみにこの病院の事務の方の制服は「紺」ではありませんでした。


二週間ほど入院後、退院しました。一人で帰りました。そういえば出産の時も夫はいませんでした。きっと私が死ぬ時も夫はいないんだろうな。
そういう人です。確信します。笑


医師が心電図と言わなければ。。
心電図計が無ければ。。
夫が出張中だったら。。


救急診療に勤める姉に言わせると
「心電図なんか救急診療で置いてるのは都会だけ!」
だそうです。

そうした偶然?が重なり今もこうして生きています。
この10年の間「あん時死んどきゃ良かった」と思う事もありましたが、今はこうして生かされています。




「20代の頃の経験」
実は20代の時も不思議な事がありました。好奇心旺盛な私はいきなり中型二輪の免許を取りました。

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そしてボーナスでバイクを購入して通勤もバイクでしていました。いつもの帰り道でいつもの角を曲がる時「あっヤバい!」とスリップしました。

地面が近づいて来るのが分かりました。もうダメやわ!どうしよ!明日から会社行かれへん!人間って不思議なもので一瞬で色々思うんですね。
その時、何かに押されました!フワッと元の体勢に戻してくれたのです。
確実に何かに押されました。それが何だったのか今もわかりません。

勝手にご先祖様だと思い、墓参りは進んで行きます!😅

そして、今はオバハンになり、バイクなんか怖くて乗れません!😅


「人生のお役目」

こうしてオバハンになった現在、人生のお役目は何か?をよく考えます。

コロナ詐欺撲滅運動仲間の中では年長さんです。主運動は若い方にお任せし、私は少ないですが資金面では援助をしています。
そして、時々街宣もしています。

後は長年のデザインの技術を生かしてプラカードのデザインやチラシのデザインを無償で提供しているくらいです。

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彼方此方のデモや街宣活動でご使用いただいているのを見かけると、それだけで嬉しいものです。
それは自分がデザインした商品が売れて行くのを見て嬉しいのと同じ感覚です。自分のこどもが褒められている感じですかね〜



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