ChatGPT Plus と Manga Draw で4コマ漫画を生成
1.はじめに
ChatGPT Plus には、生成した画像の gen_id を取得して、gen_id をプロンプトに記載することで、元画像から派生した新たな画像を作成するという機能があります。この機能を用いて4コマ漫画を作成可能か試してみました。
gen_id や、その他機能を使ってキャラクターを固定する方法については以下が参考となります。
いらすとやのイラストを組み合わせて4コマ漫画を作成していることが普通に行われていますが、生成AI を使っても同様なことができるかもしれないとおもい、試してみました。
なお、ChatGPT Plus と Manga Draw というGPT を使用しました。
2.ストーリー
4コマ漫画を作成するため、ChatGPT Plus にストーリーを書かせてみました。日常系のゆるい4コマのストーリーになっています。
3.試作4コマ漫画
・1コマ目は普通にプロンプトで指示して画像作成します。そして、nコマ目の画像を作成する場合には、直前の画像の gen_id を取得して、「(gen_id) を参照して、彼女は教室の窓の外を見て焦り始める。」のように差分をプロンプトで指示します。
なお、キャラクターの服を固定するため、服装やヘアスタイルのキーワードはプロンプトに必須でした。
4.コマ割り+吹き出し
・FramePlannerで試作したコマ割りです。
https://frameplanner-e5569.web.app/
5.おわりに
・キャラクターの周囲に色々とランダムに人や物が生成されますので、それらを選択したのち、消すようにプロンプトで指示して再生成する必要があります。キャラクターを切り出して背景と合成する方法もありますが、今回は試していません。
・コマを生成する毎に、キャラクターが着ている服も微妙にずれてゆきます。近いものを引き当てるまで生成を繰り返したり、修正指示が効くようならば修正箇所を指定して再生成させました。
・吹き出しについては今後の課題です。画像を powerpoint に貼り付けて、吹き出し図形を載せるのがいちばん簡単だとおもいますが、他にも簡単な方法があるかもしれません。
※:追記です。FramePlanner というWebサービスで吹き出しとコマ割りをして試作してみました。
4コマを一気に生成させた例がありました。これならばもう少し楽に生成できるとおもいます。
6.Manga Draw について
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