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卯月 俳句 後半

父を待つ蓮華の花の秘密基地

春日傘無口なままの昼下がり

腹出して何様ですか桜鯛

水玉の傘をふりふり穀雨かな

ハルジオン記憶くすぐり春深む

花影に蜂の死骸の夢うつつ

逃げ水に棲む人探す旅路かな

車窓から春田流れて空だけ青い

昭和の日持ち歩けない過去の人

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