忌枝
樹形の美しさを損なう調和のとりにくい枝は、せん定か矯正されるべき枝として扱い、嫌われている枝という意味を込めて忌み枝と総称される。
庭木の整枝においても、樹形を乱す不自然な枝や、他の枝への日当たりや風通りを不良にして樹の生長を妨げるような枝を忌み枝と総称し、せん定除去すべき枝として扱う。
僕は安い植木屋さんだから、年1くらいのクライアントさんが多い
そうすると、お庭が荒れる
ここいらはビルが増え家が建て込んでいるから樹木が御陽様に飢える
植物だって生きるのに必死さ
根から水と養分を吸い上げるけれど、葉緑素を使い光合成をして
おまんまを喰っている
その光が少ないものだから、おしあい圧し合い
立枝(たちえだ)がたちまち徒長枝という まっつぐ伸びる見栄えの悪い枝になり、こいつがつんつくつんっと沢山たくさん♪
中間の高さ、下の方では幹や太い枝から胴ブキ、平行枝、枝同士が絡み合う絡み枝
絡み枝なんて酷いもので、絡まれた方が絡んだ方の遠景部分に凹んでパズルみたいになったりする、おまぇさま痛かろうと想わず声を掛けちゃう
ふと、心みたいと想う
僕の心も、何もメンテナンスしないと忌枝だらけになる
自分さえ良ければ良いと、やたら上に伸びるだけの徒長枝
下の枝に陽が当たらなくても気にしない
自分が自分がと平行枝 全体のバランスなんてみない
樹形も省みない
胴ブキ、苦しくてともかく葉を出して陽を求めている
鋸を入れて徒長枝を取り去り
平行枝の細い方を残す
胴ブキは取り去り幹は幹にする
まだ、暖かくなり始めたばかりの今ごろ
虫も少ない
今、気付いて良かった、手入れが出来て良かった
もう少し後になると、羽虫も増え鼻に目に飛び込み
不快極まりない
心の忌枝を取り去るには
まずは運動、身体を強くする
身体が弱いと疲れやすく、思考もままならない
動けないと精神も停滞しイライラが増えて来る
周囲とコミュがとれず優しくなれない
イライラするのバッドスパイラル
念仏を唱える
うちは浄土宗だから、南無阿弥陀仏
じゃなくって・・・
一番効くのは
有難う
日本語の感謝は有難い事=奇跡
が起きたと慶び謝意を捧げる言の葉
感謝をすると奇跡を起こすことが出来る
素直で優しい気持ちに成れる
情報を集め、知識を蓄え結び合わせて智慧にして行動する
巷に溢れる情報を自分の頭で取捨選択、今の状況に必要なものを
結び合わせ樹形を整える様に形作り斬り揃えていく
忌枝を落し、心の養分を猫様から頂いて
口角を上げると
ほら、手入れをした庭木みたいに
全体に風が通り透明感が増し
光の中に居る♪
今日の仕事も草臥れたけれど
お嬢の ちゅーる代稼いだぜ
お邪魔でなければ、サポートをお願いします。 本日はおいでいただき、誠にありがとうございます。