ちゃんと境界が引けている。

  暑い日が続いている。この週末で、自分たちの家に帰っていく甥と姪、どんどん大きくなってきたなぁと思う。一緒に居て面白い。それぞれ全然違う個性があって、彼らの未来が楽しみな反面、この地球で、日本で、おそらく私よりも長く生きていかないといけないのかと想像すると、いつもしんどさが襲ってくる。気候危機も、政治も社会も、未来こわいと思う要素が多すぎる。私にできることは少ない。無力感がある。気候危機に対して出来ることを知ってから、暮らしに取り込めることは取り込んでいるけれど、それでは解決しないことも知った。世界の5%の富裕層が排出するCO2が、総排出量の半分に値すると知ってから、無力感が増して、やめてしまったこともある。やめたこと=少し無理してやっていたこと、習慣化しなかったことでもある。
 以後、私は直接的なアクションはあまりしなくなって、自分である程度自分のメンタルヘルスが守れる人、自分と他者にやさしくできる人を増やしたいと思って、まず自ら実践しているところ。過酷な状況、しんどい状況をサバイブしていくには、自分を大切にすることが必要な気がする。

 7月の頭だったかに決めたことの一つ、「ちゃんと境界を引く」が出来てきている。少し前にも出来ているからこそ、周りの景色が変わってきているなと感じていたけど、それは続いている。
 あの時、何でそれを決めたかと言うと、一部の人付き合いに疲弊し始めていたから。自分で仕事をしていく上で、それがあまりよくないことかもしれないという感覚があったから。やっぱりそれ正解だった。人との距離感を見定めることはとても大切だ。

 自分で決めて自分に宣言することは、覚悟だなと思う。それは今回の「境界を引く」ということに限らず、すべてにおいて。覚悟と言うと、大きな話のような気もするけれど、生活の、暮らしの中の小さなこと一つ一つに覚悟があると思えてきた、このごろ。

 今日も暑くなりそう。それから連日地震が続いていて緩やかな緊張感がある。ちょうど、数日前から服をそろそろ整理したいと思っていたところだった。前よりも広い部屋だから、どうしても物が増えていく。せめて、どこに何があるか頭に入っている状態にしたい。使わなくなったものとか、自分が決めた、これからに必要じゃなさそうなものは精査しよう。時間はたくさんあったのに、そういうことをここ数か月、していなかったような気がする。すればまた現実もさらによいかんじになりそう(めちゃくちゃざっくり)。たのしみ。

 

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