べにっき#3 前編

三日坊主しちゃったわ。本当に申し訳ないと思っています、久々に更新させていただきますわね。

早速なんですが先日仕事を辞めました。ここで職場の愚痴なんかを垂れ流していくぞと意気込んでいたのは過去の紅緋、今私は自由を手にしたのです。

ちなみに休日返上して就活進めて次の就職先決まってから計画的に辞めたとかじゃなく衝動的に仕事を辞めてしまいました。しかし後悔も反省もしていません。

その経緯としましては、上司にクソデカ失敗の罪を全て押し付けられたことが原因となります。
自分にも非はあった事故だったのですがまさかここまで簡単に切り捨てられるとは。

過去の投稿でも書いてあったと思うんですが私は飛び込みの営業職をやってるんですよ。過去の投稿なんか読んでねえって人は今すぐ読みやがれくださいませ。

まあ平日の日中にいきなり御宅訪問してもそりゃ普通は仕事やら農作業やらで家を空けてる人が多いんでそういう場合はポストにチラシを入れるんです。

ただ何年も同じエリアを1年おきに回ってると過去の顧客やクレーマーの家もあるわけです。中には訪問禁止の家、いわゆる"ブラックリスト"顧客もいるわけです。

私はそのブラックリスト顧客の家のポストへうっかりチラシを入れてしまいました。

いや、言いたい事はわかる。「それお前が100%悪いじゃねえか」って言いたいんだよな?まあ落ち着けよ兄弟、人の話は最後まで聞くもんだぜ。

翌々日くらいにそのブラックリスト顧客から「チラシを見た」という電話が入ったんです。「タダでシロアリの点検やってくれるんだろ?よろ」と言った旨の電話でした。

弊社ではシロアリの点検を無料でやっております。
点検後に状況を報告し、更にその後にシロアリの対策工事を提案するというのが一般的な流れです。
勿論「工事はやらない」という事であれば点検報告書と工事の見積書だけ渡して終了です。
まあこれはどこのシロアリ業者でも同じような流れだと思いますが。

それでとりあえず「後日無料点検に伺います」と申込を受理した後に、住所を地図で調べた際にようやくそこが訪問禁止宅である事が判明しました。

紅緋「先輩やべえっす…さっきの申込、ブラックリスト顧客でした」

先輩「マジかよ、うわしかも点検担当俺じゃん」

先輩ほんまごめん…僕は新人だから申込という「受注の可能性が高い案件」はまだ任されてもらえないんです。

このまま行くのはまずいと判断した優秀な先輩は一度上司に相談しました。

先輩「さっきの申込がブラックリスト顧客だったんですけどこれ行って大丈夫ですかね?」
上司「まあ申込なら問題ないでしょ、行っちゃって」

お わ か り い た だ け た だ ろ う か

このクソ上司、当たり前のようにGOサイン出してんすよ。

勿論ブラックリスト顧客にチラシ配ったのは俺が悪い、種を蒔いたのは俺だ。
しかし蒔く種を間違えた事に気づいたので先輩に報告し、その先輩は芽を摘み取ろうとしてくれました。

あろう事かクソ上司はその芽に肥料と水をぶっ込んだわけです。
そりゃすくすく育ちますわ。

上司の指示通り点検に向かった先輩の運命や如何に…

というわけでべにっき#3『ブラックリスト事件』
前編はここまでとなります。
後編は近日中に公開予定、乞うご期待っ!!

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