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家で「教員」をやるということ。
幼稚園の頃は、
賢くて、
なんでも自分でできて、
運動能力も高い、
誰からも一目置かれるような、
目立つ子だった。
英語も、家ではまったくやらなかったけど、
幼稚園で習ってくる時間だけでどんどんできるようになり、
周りのお母さんたちからも、先生からも、たくさん褒められた。
賢い賢い。
しっかりしてる。
大人と同じレベルで会話できるね。
どこに連れてってもそんな風に言われた。
はぁ。
なんで小学生になったらこうなっちゃったのかな。
全てうまくいかない。
私は「学校」という環境が彼に合わないだけなのではないかと思うのだけど、
息子の要求(学校に行きたくない)を受け入れることが良くない学び(ごねればママは言うことを聞くだろう)に繋がってしまう。
そうなると後が大変ですよ。
と言われて、
たしかにそれは困るとなと思うので、先生からのアドバイスに従っている、というここ3日くらいです。
決して甘やかして育ててきたわけではない。
子どもの話をちゃんと聞いて、受け入れてあげたいと思っていただけなのに。
発達障害児にとってそれは「甘やかし」になるようだ。
今までの子育てが覆される。
育児書とか子育てアドバイス的なアレコレとか、なんだったんだろ。
私は自分がそういう温かい子育てができないダメな母親だと思ってきたよ。これまで。
まだ3日。
まだまだ続くのかな、この日々。
私はもう教員ではないはずなのに、家でも教員をやっている気分になる。
毅然とした態度で、きっぱりと。
できたことを認め、褒める。
正しい方に導く。
こうやって文字にすると、子育てだって何ら変わりはないのだけれど、この言葉の裏でやっている実際の行動は、子育てというより「教育」だ。
なんで自分の子どもに「仕事」しなきゃいけないんだろ。
いや、もはや私は教員ですらないのだが、なんだか「先生」のような気持ちになる。
家は職場か。
褒めるのにも叱るのにもテクニックがいる。
そんなの、頭のチャンネルを「仕事モード」にしておかないとできんわ。
家にいるのに疲れる。
子育て終わったら絶対沖縄にプチ移住する。
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