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【本にやさしく】安達茉莉子さんのイラスト詩集・リソグラフ特装版、最初の一冊。

出版社ビーナイスで制作協力

出版社ビーナイスでは、リトルプレスや挿画、イラストエッセイなどで活躍を続ける安達茉莉子さんのイラスト詩集のリソグラフ印刷特装版の制作に昨年3月より協力しています。

そのきっかけや最初の制作の様子を振り返ってみます。

2019年3月の神保町・紙me vol.2がきっかけ

昨年3月9日に神保町で開催された「紙me vol.2」の会場で、安達茉莉子さん、中野活版印刷店さんと意気投合し、既に作られていた安達さんのリトルプレス『何か大切なものをなくして そして立ち上がった頃の人へ 』をリソグラフ印刷で再制作しようと盛り上がったことによります。

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どのような体裁にするのかやり取りを続け、3月31日・4月1日と実際に制作しました。

中野活版印刷店でリソグラフ印刷・断裁・製本

本文用紙はアラベールを使用していますが、ビーナイスで在庫となっていたものを提供しています。さらにカバー用にマーメイドを準備しました。

荻窪にある中野活版印刷店のスペースをお借りして制作当日は、手分けして、筋入れから。

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それに中野さんがリソグラフ印刷を。

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1日目は片面を刷り終えることができました。

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そして2日目は、もう片面とカバーを刷り、そのまま丁合い、ホチキス留めをします。

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最後に三方を断裁して最後にカバーを巻いて完成です。

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荻窪Titleほか書店に納品

そして、その夜は、安達さん、中野さんと3人で、荻窪の本屋Titleまで納品に。安達さんのそれまでのリトルプレスの扱いがあったので、きっと置いてくれるはず、と、アポイントを取ることもなく、押しかけましたが、辻山さんは快く(たぶん)置いてくれました。

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『何か大切なものをなくして そして立ち上がった頃の人へ 』の初版は、50部。Title、ひるねこBOOKS、よもぎBOOKSで扱っていただけ、すぐに完売、2刷り目の制作をすることになりました。

それから何度も制作を続け、現在までに5刷りになっています。

また、第2弾『The Feeling When… 日常の中に生まれてくるある瞬間について』の制作にもつながっています。


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