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「書くを仕事に!京都ライター塾」4期3回目!原稿を書く苦悩も含めて楽しい話。

ライター塾も気づけば3回目!あっという間に5分の3が終わってしまいました…。

▼1回目からのレポートはこちらにまとめてあります〜!

3回目の今回は「インタビュー原稿の書き方編」です。

学びの多さは相変わらず。しかし今回はいつも以上に悩んで、頭を使った回でした。

今回は特に書きたいことが盛り沢山なので、さっそく3回目の参加レポートスタートです。

▶︎前半

前半は「いいインタビュー原稿とは」をはじめ「原稿の分解/成り立ち」「考えておくこと」「商業ライターとしての原稿の書き方」など盛り沢山の内容を学んでいきます。

普段書いているnoteやブログとは違い、インタビュー原稿には「個性のある文は求められていない」こと「原稿を書くには素材が命」であることなどや、インタビュー原稿は「文章のうまさは二の次で、読み手に伝わるかどうか」が、なによりも大切で、わかりやすく伝わりやすい原稿が1番というお話をしてくださいました。

「わかりやすく伝わりやすい文章」というのは、インタビュー原稿に限らず、ブログやnoteを含めた全ての原稿に当てはまるなと思いながらも、いざ自分の原稿を自分で、わかりやすく伝わる文章なのか客観的に見ろと言われると、すごく難しいなとも思いました。

そういえば、noteもブログも何回も何回も読み直して、時には音読をして、文章がおかしくないか見てるけど、全ての基準が自分自身だったなと…。

自分ではわかるけど、読み手にわかるかどうかなんて気にしてなかった。

そもそも、文章の流れは見ていても、情報の伝わりやすさなんて気にしてなかった。

それは「商業」としてよくないだけじゃなく、ブログやnote、SNSで発信をする身としても、すぐにでも改善しなければならないポイントだなと、気づけたのは大きな収穫でした。

他にも「素材集めから構成を考える」という部分では「書く前に結論(オチ)をある程度考えておく」ことや「なにを書くかじゃなく何を書かないかが大切」といったことを教えてくれました。

これまでのわたしは、わりと見切り発車で原稿を書くことが多く、結論を考えるのは原稿を書いている途中でしていました。

試しに現在、ある程度先に結論を考える書き方を毎日のnoteで実践しているんですが、これがすごく書きやすい。

構成をきちっと決めなくても、結論がある程度見えているだけで、原稿を書く難易度がグッと下がります。

こういう学びがあるのが本当に嬉しい。一人でやっていたら気づかなかったし、もし気づいたとしても今よりずっとあとの話だと思うので。

そして前半で学んだ中で、大苦戦しているのが…「一気に最後まで書く」という、書き方。

原稿を書く時は、途中で検索したり調べ出すと集中力が途切れるので、とにかく一気に書く。というもの。

実は、ライターになって約3年。本職の就業時間中に仕事の合間合間に細切れで原稿を書くというスタイルだったため、一気に書く力が0。

ついでに集中力も0…。

ちょっと書いては電話出て、ちょっと書いては雑務して、またちょっと書いては来客対応して。なんていう書き方をしていたので、一気に書くということが、とても難しいことのように感じてしまいます。

調べて書くような原稿も同様、ちょっと調べては書いて、またちょっと調べては書いて、ちょっと調べてツイッター見て、また調べて書いて……

「あーわたしが原稿にとんでもなく時間かかる理由はこれだ。」とやっと気づきました。

集中してガッと書き終える力がないから、だらだら原稿書いて無駄に時間かかっているんだ。

これは、意識して早急に改善していかなきゃいけない。

そのためにも、毎日noteやブログを書いていこうと、また改めて思いました。

前半だけで既にこんなに改善点や気づきがあって、受講してよかったなぁとしみじみ。ライター塾を受講しようと決めた過去の自分を本当に褒め称えたいです。


▶︎後半

後半は「ライティングをしてみよう」というワークパート。

好きなお店について250字〜300字で書くというものです。

「ん???250字〜300字???」

ちょっと待って、そんな少ない文字数でお店紹介するんですか…。

普段のお仕事がWEBという性質上3,000字〜が多いし、ブログやnoteも1,000字〜で書くことが多いので、300字の仕事が存在するということの衝撃が凄かった…。

恐るべし紙媒体。

この時は「300字で報酬いただけるなんていいなぁ〜」って、思ったんですが、実際に300字の原稿を書き終わったら、「一瞬でもそんなことを思った自分を殴りたい」にコロっと変わりました。

まず、今回わたしが選んだのが‘ヘアカラーが得意な新規オープンした、完全予約制のプラベートヘアサロン’です。

そして、そのサロンの情報などを書き出します。その書き出しの時点で、15個以上の情報を書きました。

お気づきでしょうか。300字に対して15個の情報が全て入るわけないという事実に…。

そこで、前半に習った「なにを書くかじゃなく何を書かないかが大切」ということを頭に置いて、情報の選別を行います。

その結果15個→7個に絞りました。これでもまだまだ多いけれど、いったん選別は置いといて、次は流れのイメージと締めの言葉を考えます。

わたしはこの時点で、出だしが「今年オープンしたヘアサロン〇〇」

締めの言葉が「〇〇は、新しい自分やよりかわいくなった自分に出会える場所だ。」に決め、残り254字で、ヘアサロンの魅力を伝えることになりました。

わたしはオタクなので、自分の好きなものは思う存分語り尽くしたいタイプで、好きなことを書き出すと、あれよあれよと文字数が膨らみます。(なのに仕事の原稿だと、あと何文字足りないって頭抱える不思議…)

そんなわたしが、大好きなサロンを約250字で表すのは、それはもう悩みに悩んで悩みまくりました。

3,000字と250字で一語一語の重さが全然違う。

3,000字だといろいろ盛り込めるし盛り込まないと成立しないけど、250字だと、なにも盛り込めないし、盛り込めない中で成立させなきゃいけない。

その250字の中で、最大限の魅力と、大好きという思いと、尊敬や敬意を伝えたい。

困った、全然文字数足りない。エピソードひとつ入れることもできない。

その結果、プライベートサロンということを伝えきれなかったり、本当は伝えたかったことを泣く泣くカットしなきゃならなくて、3,000字よりも300字の原稿の方が、遥かにしんどいし、ライターとしての実力を試されるなと、思いました。

〜500字の原稿を書けて、魅力をちゃんと伝えられるライターさんすごいし、そういう原稿も書けるライターになりたい。

今回は、いつもより長くレポートしてしまいましたが、原稿は長くかければいいってもんじゃないし、これが伝わりやすいのかどうなのか、今はまだわからないけど、なりたいライター像になるための努力や、書きたい理想の原稿が書けるようになる努力は手を抜かずにしていこうと、決意した回でした。

長くなりすぎましたが、それでは。


▼「書くを仕事に!京都ライター塾」主宰 江角悠子さん

▼一緒に受講しているタケウチさん

▼コスメと暮らしと山梨のことを発信中!

▼「書くを仕事に!京都ライター塾」参加レポートまとめ

▼毎週月曜日に更新!「月曜日の随筆〜Monday Essay〜」


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