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【不妊治療】④体外受精を検討…そして妊娠

※2020年に行った不妊治療について書いています※

引き続き、人工授精を続けることになりました。

6月下旬、これまでの不妊治療代が20万円を超えました。夫婦二人分の給付金の額を超えたな~なんて思っていました。
そして3周期目、4周期目、5周期目も残念ながらリセットでした。

治療前は生理不順で、毎月きちんとは排卵がなかったのですが、治療によってきちんと排卵はできていました。人工授精もしている、自分たちでタイミングも取っている、なのにどうして妊娠しないのだろう。卵管造影検査後の妊娠しやすいゴールデン期間って何だったのかと考えていました。検索魔になって人工授精何回目で妊娠する人が多いのか調べたり…。

体外受精について考え始めますが、今以上に仕事を休む必要があることを考えると仕事を続ける自信がありませんでした。コロナ禍のストレスも相まって、すでに治療と仕事の両立に疲れて、仕事か治療のどちらかをやめたいと考えるようになっていました。

この頃、上司との面談があり、自分の治療のことや今後のことを話しました。体外受精するなら退職!と考えていましたが、上司も理解があって何とかなりそうなのでは?と話しているうちに思えたので、体外受精をすることになったら、まずは仕事を続けたまま1回は挑戦してみようと決めました。

結果としては、体外受精に挑戦する前に6周期目で妊娠しました。ネットで妊活について調べていると「諦めたら妊娠した」「不妊治療をやめたら自然妊娠した」なんて見ることがあり、治療やその結果に悩む自分が否定されるようで正直好きではなかったのですが、私も似たような感じになってしまいました。
体外受精を視野に入れて、次回の人工授精もどうせ妊娠しないでしょ、結果が同じなら楽しく過ごそうという気持ちでいつもよりリラックスしていたのは確かです。妊娠は偶然かもしれませんが。

周りに妊娠を報告した際、不妊治療をしていたことを知らなかった友人から、この前会ったときに元気がなかったから気になってたと言われました。自分ではそういう姿を見せたつもりはなくても、不妊治療中は暗かったのだと思います。出口が見えず、どこまで頑張ったらいいのか分からない。そんな日々でした。


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