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株価1円上がると売る方法は、良いのか?友達の投資方法について言及してみた。

 本日は、ここ数か月(2か月ほど)で1日数十万円(約70万)の金額を取引する友達の投資方法について、投資初心者の私が良し悪しを深く言及してみます。

言及しようと思ったきっかけ

 きっかけは、上記のタイトルとその他の文章通りの取引をしている友達が取引に勝った際(売却益が発生した際)に、毎度LINEで報告してくるため、本当にこの取引は適切なのか知りたくなったという興味本位ですね。

 そのため、「投資初心者の私なりの答え」この記事の結論であり、本当の意味での良し悪しができているとは限りませ~ん💦

株価1円上がると売る方法のメリット

始めに、メリットを述べる前に具体的な数字を箇条書きで整理する。
・1日70万円を株価1円上がると売却する
・銘柄は様々だが平均的な取引株価は1株あたり数百円(株価300未満あたり)
・手数料は100万円以下での取引だから掛からない(友達のプランの内容)

これらの情報を踏まえて、言及したいと思う。

まず、基本的に株価1円上がると売るということは、その日のうちに売買を終わらせるデイトレードが主流である。また、1度取引したら、もうその銘柄は取引しない訳ではないため、再び頃合いを伺って、取引することがある。

 では、投資初心者の私は、こんな疑問を抱く...
(同銘柄、異なる銘柄問わず)何度もちょびちょび売買するより、一度にドカンと一括の売買した方が利益が高くなるのではないか?

 てことで、実際に株価100で5万円分購入した設定で考えていく。
※以下の内容は友達の証券口座【源泉徴収あり】であることを加味して考える。

~一括の売買~
株価100→102・・・1000円の利益。そこから税率20.315%分(203円分)引かれ、797円(税引き後利益)が手元に残る。

~ちょびちょび売買~
株価100→101・・・500円の利益。そこから税率20.315%分(101円分)引かれ、399円(税引き後利益)が手元に残るお金。

後日、同様の銘柄で売買した。
株価101→102・・・結果は同じで399円となる。

399+399=798円が手元に残る。

つまり、ちょびちょび売買の方が1円だけ利益が多くなる
(利益が異なる理由は、税率が掛けられた金額の小数点以下切り捨てが課税対象のため)

他にも、取引手数料が100万円以下の範囲なら手数料が実質無料のプランに加入しており、1日で70万円ほどの売買を1度しか行わないため、手数料がかからないなどといったメリットがある。

これらのメリットを見やすくするため、以下に箇条書きでまとめる。

【メリット】
・ちょびちょび売買だと、手取り多くなる(超低額だが)
・手数料がかからない(友達の使用プランと取引形態なら)。
・低位株(株価が約500以下の株)での売買だから、中位株や値がさ株より株価の流動性が激しくない(銘柄によっては逆の現象もある)。
・約定ラインが明確(株価が1上がったら売る)であるため、もう少し上がるのではないかといった淡い期待をせずに機械的な売買でき、心理的ストレスが軽減できる。

株価1円上がると売る方法のデメリット

 一方で、デメリットについても言及していきたいと思う。

 上記のメリットで挙げた機械的な売買による心理的なストレスの軽減は確かにあるだろう。
 簡単な例を出すと、「株価がもう少し上がるのではないかといった淡い期待が裏切られ、株価が下落した際の心理的ストレス」は約定ラインを決め、その通りに売買するため、心理的ストレスは発生しないということである。

 しかし、上記と逆の現象(株価がもう少し上がると思って実際に上がった場合)に、心理的ストレスは発生するのではないか?

 自分で決めたルールだからと割り切れる人もいるだろう。けれども、私みたいに、「予想は的中したが、それに反した行動をとってしまった」ことに後悔してしまう人もいるでしょう。
 きっと後者の場合は、心理的ストレスが発生するだろう。

 また、他にもメリットに挙げたように、ちょびちょび売買の方が手取り額を多くなるのは確かだ。
 しかし、そもそも売買回数を増やす行為というのは、それだけリスクのある行為を増やすということでもあるなどといったことがデメリットに挙げられる。
 
これらのデメリットを見やすくするため、箇条書きでまとめる。

【デメリット】
・株価2円以上上がった相場に対する心理的ストレスの発生(個人差あり)。
・売買回数多くなる=リスクある行動を増やす。
・「株価1円上がると売る=リスク最小限」という認識は大きな誤りで、低位株でも株価が大幅に高騰する可能性がある一方で、大幅に暴落する可能性もある(あくまで低位株でも、その日の参入者数や参入の仕方などによっては自身の予想と反した動きのリスクがある)。
・手間・労働の対価としては、大したことない(売買する際に気を張って取引する割には大したことない)。
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具体的には、2022年度東証での営業日は245日であり、毎日5時間の取引時間内で2,232円【例:株価250を2800株(70万円分)買い、株価251で売った際】の利益を獲得するためにデイトレするということは、245日もの間、株価が1上がるor下がることに気を配り続けなければならない割に、全然もらえないやんってこと。

【結論】私なりの答え

 私なら、やらない。
 理由としては、非効率的な投資であるため。
 投資というのは、「一番効率の良いものをただやるだけ」といったシンプルな行動が大切であり、本記事で取り扱った投資方法は異なると考える。

 とは言っても、上記で述べたようにメリットのある投資方法であることは事実だ。そのため、メリットとデメリットを比較した上で自身のリスク許容度を検討し、判断すれば良いと思う。

なぜなら、投資は自己責任だから。

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