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BenFiddich店主40歳。

BenFiddich店主の鹿山です。

9/27で40歳になっちゃいました。

備忘録としてここに書き記しておきたい。


感想としては早いなぁって。
あっという間。
子供の時や20代そこそこの時は40歳なんておっさんで大人だなと思ってたけど案外自分が40歳になってみると心は子供のままと変わらない


でも何年も前から40歳になったら決めようと思っていた事があった。



それはBenFiddichがオープンした3年目くらい。32歳、33歳くらいの時だったかな。
良くお客様に聞かれた言葉だし
良くお客様に言ってた言葉がある。

お客様
『鹿山君は今後どうしたいの?将来目指したい事とかさ』

鹿山
『んー、全然わからないです。30代はとにかく目の前の事を一生懸命やってみて40歳になった時、自分の足元(立ち位置)を見て将来の事決めようかなぁって思います。もちろんバーテンダーは続けてると思いますけど』



あの時って40歳ってまだまだ先の事だから40歳になってる頃には答えが明確化してるのかなぁって漠然と思ってた。



だから40歳の時になった時に決めようって

で、実際40歳になってみて想う事は
ただあの時は問題を先送りにしてただけなんだなって。でも決めないで色々な可能性を考えながらワクワクもできてたか。
よく夢想してた。
例えばインドが好き過ぎて
インドにBenFiddichを出すとか。
(想像の中)

2015年〜2016年当時はインドはBarがまだ全然
発達してなかった。
たぶん2018年以降〜かな。
インドにカクテルカルチャーがブワァーっときたのは。いまインドすごいです。
Barがめちゃくちゃできてる。
なんてったって金持ちがめっちゃ増えてる。
それでも限定的で
デリー、ボンベイ、バンガロール、ゴア、コルカタ、プネーなど限られた地域。
でもこの地域の Barのレベルは高い。

だからもう今さら出しても面白くもないのか。
ワクワクしたい


話を戻して40歳。

32歳、33歳の時からずっと
40歳になったら自分の現状の足元を見て今後の人生の指針を決めるとお客様に言い続けていた事。


結果40歳になってみても
答えは見つからない。

40になってみて分かったのは
今も昔も心は当時のまま。


でも40歳になって
BenFiddichも10年経過して
一つだけ大きく分かった事があった。

10年やると歴史になるんだなぁって

この12坪の空間で様々な人が出入りして
様々な出来事があって、
時代区分で人それぞれ思い出があるわけで。
それが楽しいかな。


うん、
だからBenFiddichの積み重ねた歴史をこれからも見たい。
次は20年。その次は30年。
ボロいビルだし新宿駅前だから再開発でいつかは移転するんだろうけど
BenFiddichはBenFiddich。
その時はカウンターだけでもひっぺ返して持ってこうと思う。

あっ、だからとどのつまり本題に戻ると
『鹿山くんの将来やりたい事』


BenFiddichを続ける事

ってことかな。


因みに
BenFiddichはスコットランドの古語
Ben→山
Fiddich→鹿

BenFiddich=鹿山


40歳になったBenFiddich店主鹿山博康をどうぞよろしくお願い致します。



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