不登校だった娘のこころの回復
新年度が始まりましたね。
長女がこの春、通信制高校の3年生に進級しました。
最近、「ここでバイトしてみたい!」というところを見つけたようで、現在書類選考を通過し、今度面接を受けることになっています。
「自分が心の底からやりたい!と思うことに向けて行動する。」
という、一見とてもシンプルなことなんですが、娘がそれをできるようになるまでには約4年の月日が必要でした。
中学2年生の夏休み明けから体調を崩すことが多くなり、学校を休む日が増え、3年生になってからは完全不登校となった娘。
強いストレスからうつ状態となり、自律神経が乱れることによっておこる体調不良にも悩まされ、心身ともに苦しい中学校生活を送っていました。
スクールカウンセラーの先生の力も借りながら、やっと中学校を卒業してやれやれと思っていたのも束の間!
通信制高校に入ってからもすったもんだあり、山あり谷ありの経験が待ち受けていました(汗)
でもその度に、一つひとつ丁寧に向き合っていきました。
私自身、心のことに興味があって数年前に心理学やカウンセリングを学んだことがあったんですが、まさかそれが役に立つとは思いもよらず…。
夜になると特に気持ちが落ち込む娘の話を、ひたすら聴いていた日々が思い出されます。
中学生の時の娘にはとても自分と向き合うエネルギーはなくて、体調を整えるということに専念するしかありませんでした。
でも高校に入ってから、少しずつ自分自身と向き合えるようになり、
「話すことで癒しが進み、過去の出来事から作られた思い込みや罪悪感に気づいて手放すこと」
ができるようになっていくと、ガチガチに凝り固まった心がだんだんとゆるんでいきました。
それと同時に、
「自分を認めて受け入れることや、自分に優しくすること、客観的に物事をいろんな視点から見ること」
が少しずつできるようになっていき、そこからだんだんと自分を取り戻していったのかな〜とそばで見ていて思います。
バイトに受かる受からないは全然問題ではなくて、やりたい!という想いが湧き上がって、そこに不安がありながらも実際に一歩を踏み出せたことが素晴らしくて、とても嬉しいです。
中学生の時は日々を生きるのに精一杯で、何も心が動かず、ただ涙が流れるだけ。
そんな辛い日々を過ごした娘にこんな日が訪れるとは…感慨深いものがありますね。
ただこの4年間は本当に濃かったので、ちょっとホッと一息つきたいのが正直なところですが(笑)
私も少し休んでエネルギーチャージできたら、何か新しい一歩を踏み出していきたいです。
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