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恋人と別れた。

1年付き合っていた恋人と別れた。

実は2ヶ月前から分かれることはほぼ決まっていたので、それほど絶望したと言うほどでもないが、やはり悲しい。こんなにも人生が無意味で無価値に感じることがあるのか。

彼女と「来年は桜を見に行こう」「大学卒業したら一緒に住もう」と約束していたこと。
彼女のために不慣れな化粧やファッションの勉強をしていたこと。

すべてが無意味に思える。

だが、間違いなく今の俺があるのはその彼女のおかげである。

私に生きる希望をくれた。本気で愛情を注いでくれた。

私のメンタルがヘラってずっと弱音ばかり吐いていたときも、深夜の2~3時まで話を聞いてくれていた。彼女は社会人で仕事もあるのに。

私のNOTEを読んでいる人は御存知の通り、友達や恋人など一人たりともできたことがなかった。私は本気で人を好きになったことがなかった。

そんな私を本気で好きになってくれた。毎日寝落ち通話をしていたし、どれだけ忙しくても必ず私のために時間を作ってくれた。

彼女は公共のメディアにも顔を出すことがある人物なのであまり詳しく彼女との思い出を語ることはできないが、本当に楽しかった。

「あなたの人生の中で最も幸せな時期はいつですか?」と聞かれたならば、私は即答で「元カノと付き合っていたとき」と答えるだろう。

彼女との出会いは、とあるインターネットコミュニティからである。初対面から話が合い、すぐに意気投合した。住んでいるところも近かったので、簡単に会うことができた。

そうして交流を重ねているうちに、突然彼女から告白される。

私のような、見た目も良くなく、コミュ力も皆無で何もできない人間に対して、なぜ告白してきたのか。謎でしょうがなかった。

私は「どうせ冗談だろう…w」と思った。

しかし彼女の表情は真剣だった。

冗談だったとしても、彼女の気持ちに真摯に向き合おうと決めて、私は言った。

「ありがとう。でもじっくり考えたいから3日だけ待ってほしい。それで答えを出したい。」

勇気を持って告白してくれた女の子を3日も待たせるとは。今考えれば結構ヒドイやつである。

そして三日後に「付き合おう」という決断に至った。しかし、私は「どうせ俺なんかと付き合ってもすぐ別れるだろう」と思っていた。

付き合って最初の頃は、彼女に対して恋愛感情は持っていなかった。

確かに、容姿は抜群にカワイイし、話も面白くて、一緒にいて飽きなかった。
しかしそれ以上でも以下でもなく、ましてや恋愛感情を抱くことはなかった。

だが一緒にいる時間が増えるうちに、「この人を幸せにしたい」と思うようになり、私も本気で好きになっていった。

出会いとかに関してはこんな感じ。

それから毎日は朝イチで通話をして夜寝るときも必ず通話を繋いでいた。

彼女に生きる気力を毎日もらっていた。

それでも別れたのは、「このまま付き合っていてもお互い幸せになれないから」という理由。

決して嫌いになったということではない。少なくとも私は(彼女は私を嫌っていた可能性もあるが)。

詳しい事情は話せないのだが、要するに、お互い好きな状態で別れたということだ。

一番悲しくて悔しい別れ方である。

しかし、人との縁は、つながる縁はつながるし、離れる縁はいずれ離れる運命なのだ。

もう別れたのだから執着してはいけない。

しかしやはりまだ悲しみは残る。

もうあれ以上の相手は現れないのではないかというほど、魅力的な女性だった。

最近の私はというと、案の定、不眠症になり生活リズムは乱れて、急に泣き出したり怒り出したりと情緒不安定気味にもなっている。

暴飲暴食をすることもある。

男というのは好きな女がいなくなるとすぐに壊れてしまう。なんと弱く儚い生き物か。

心も体もボッコボコに壊れているが、時間が解決してくれることを祈って、ゆったり休息をとろうと思う。

最後に。

彼女に対してはひたすら感謝の感情しかない。生きる喜びと、人を好きになるという感情を教えてくれた。

そして私のようなしょうもないゴミ人間を好きになってくれた。

ありがとう。

遠く離れた彼女の幸せを祈りつつ、私も幸せになれるように少しずつ頑張ろうと思う。

以上。

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