ともだちの話
こんばんは。id_butterです。
こんなわたしにも、友人はいる。
だけど、書いている内容からわかるようだろうけど、わたしのストライクゾーンはだいぶ狭い。つまりその友人はハイスペックだ。
今回はそんなわたしの友人からもらったひとことについて、書きたい。
彼女とは大学時代からつきあってきたから、もう20年以上のつきあいだ。
特別美人ではないが、めちゃくちゃモテるその子は、話し方がとにかくかわいいのに、いうことがシビアでおもしろい。
どんなときも本質を外さないのだ。
そして、真剣にへんなことを考えている。
独身のとき、言っていた。
「わたしね、老人ホーム代を貯めることにしました。」
30代半ばだっただろうか、可愛い声で真剣に、なぜか秘密を打ち明けるかのように、老人ホーム代を貯めるに至った理由を説明してくれた。
わたしがこの体験について、リアルに相談したときにこの子が言ったのだ。
「18禁スピリチュアル」と。
いつかのタイトルはここから頂いた。
まじでいいセンスしてるなと思う。
わたしは、この恋がはじまってしまったとき、本当にうろたえていた。
もう40歳も過ぎたのに。
母親なのに。
美人じゃないのに。
こんなはずじゃなかったのに。
そう思うたびに、怖くてたまらなかった。
だから、彼女にこの恋の話を聞いてもらった。
どうなるかも全くわからなかったころ、あきらめた方がいいのかなとかわたしはまだ悩んでいた。
「なんか、東京ラブストーリーみたいじゃない?」
と軽く笑って聞いてくれる。
彼女が微笑むのを見て、ホッとした。
もしかしてわたしだいじょうぶなのかな。
「リカみたいに美人だったらいいけど、さ。」
そう自虐的に笑うわたしをまっすぐにみて、彼女は微笑んで言った。
あなたは美人だよ
わたしは全然美人じゃない、いつもそう思う。
けど、その子の言葉は信じられたから、言えた。
ありがとう
いつもくじけそうになるときはあの日のことを思い出す。
あのときの言葉は宝物だ。
生きているとこんな風にいいことがある。