イギリス医師免許取得までの道のり PLAB1まで

お久しぶりです。
イギリス医師を目指す日本の医学生、ベルーガです。

最近リアルでイギリス医師に興味あるという医学生にお会いしてとても嬉しくなっています。

しかし彼らと話しているとどういうステップを踏んでIMG(イギリス国外の医学部卒業者)がイギリス医師になれるのか知らない方が多いように思い、今回の記事を書いてみようと思いました。

私もまだまだリサーチ段階ですのでより詳しい説明は他の方のブログに譲る部分もあるかと思いますがなるべく頑張ってまとめてみようと思います。

最初に注意しておきたいのですが私は日本で専門医を取らずに渡英することを考えており、専門医取得後の渡英については書けません。ご了承ください。

また、日本の医学部卒の場合しか調べておりません。ヨーロッパなど他の国の医学部に行かれている方はまた違ってくるそうなのでご自身で調べることをおすすめします。(チェコの医学部に行っている方曰く2022年卒まではBrexitの影響を受けず、EUの免許でいけるそうです←これぐらいしか知らない😅)

大まかなステップは以下の通りです。

日本の医師国家試験に合格する、英語の試験(IELTSまたは OET)で基準を満たす。(詳しいスコアはイギリス医師登録GMCの記事をご覧ください)

GMC online accountを作る。(詳しい内容はイギリス医師登録の記事参照)

PLAB1に合格する

PLAB2に合格する

GMC provisional またはfull registrationを得る(医師登録完了)

イギリスで医師として働くことができる!

それぞれ詳しく説明します。

PLABとは

PLABとはIMGが受けるイギリス医師免許試験のこと。(イギリス国内の医学部卒業者は受けない) USMLEとは違って医学部を卒業しないと受験できません。

ただしここで早速注意なのがこのPLABは2024年からUKMLAというイギリス国内の医学部卒業生もIMGも受ける、いわゆるUSMLEのような試験になることが予告されています。

現段階では試験内容はPLABと大きく変わらない感じが公式サイトからしますが今後の動向には注目です。←私もめちゃ関係してくると思う

ただ現時点ではUKMLAについてはほとんど何も分からないのでPLABについて詳しく説明していきます。

PLAB1

まずPLAB1はmultiple choiceの筆記試験で、3時間で180問を解きます。

残念ながら日本で受験することはできず、オーストラリア、カナダ、UAE、インド、パキスタン、ナイジェリアなどなど海外で受験しなければなりません。詳しくはこちら

このテストをbookingするのに必要なのが
日本の医師免許
英語の試験のスコア(PLAB1受験当日まで有効でなければならない)
GMC online account
です。

料金は£247 (USMLE step1の$985より圧倒的に安い!)

キャンセル料など詳しい料金はこちらをご覧ください。

問題は割と日本の国試に近い感じが私はしましたが検査値の単位が所々日本と違うので少し戸惑いました。公式サイトにサンプル問題があるので気になる方は解いてみてください。

対策方法は
PLABABLEというオンライン問題集(全2500問)
PLABkeys という日本でいうイヤーノート的な参考書
が主流で他にも
ARORA というオンライン予備校みたいなのもある
が合格体験記を見るとPLABABLEとPLABkeysを使っている人が圧倒的に多いように思います。

テスト結果は試験の6週間後にGMC onlineで確認できるそうです。

PLAB1に合格しないとPLAB2の予約はできず、PLAB2は PLAB1に合格した日から3年以内に合格しなければならない。

PLAB1は最大4回までトライできる。詳しくはこちら

書いてみるとかなり長くなったのでここで区切りたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

続きはPLAB2について書いてみますね。
お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?