不寛容社会で病む日本人
私が鉄道の現場で乗務員をしていたのは、もう30年も前のことですが、自分が遭遇した全ての事故現場の様子を昨日のことのように覚えています。
私が社会人になって初めて遭遇した人身事故は4月2日。新学期が始まったばかりの高校生の女の子でした。今でも思い出すと涙が出ます。
厳しい現場で乗務員や駅の方は人命救助最優先、周辺の列車防護、定時運転回復への努力など、日頃の訓練を踏まえて全力で「今、やらなければならないこと」に注力しています。車両の方も入庫して来た事故車両を修理して一日も早く