マガジンのカバー画像

サービスの本質塾

80
日本では長らく「お客様は神様」的な偏ったサービス感が広がり、現場の最前線で頑張るスタッフが苦しんでいます。「サービスの本質塾」では本来あるべきサービスの価値や考え方を発信していき…
運営しているクリエイター

2019年5月の記事一覧

情報発信は大海原に漕いで出ること

会社を始めた年から20年、メールレターを書いています。私が主宰する勉強会向けにはクローズで7年間、メールをお届けしています。 メールレターは ・共創チームメール(共創メンバー50名) ・いい旅のススメ(読者約6,000名) です。 共創チームメールはクローズですから、すべての方の顔が見えています。 いつも特定のどなたかをイメージして 手紙を書くようにメールを送ります。 読んでいる人が判っているので やや粗削りでも、喜怒哀楽を隠さずにリアリティを大切にしてお届けしてい

情報は出さないと入って来ない

先日の地方選挙で、NHKから国民を守る党が躍進しました。 代表の方はユーチューブ界では 著名なユーチューバーですが、 世間的にはほとんど知られていません。 なぜ、多くの人は知らないかと言うと テレビや新聞では一切、取り上げないからです。 政党名も「諸派」としか紹介されません。 「不都合な真実」というヤツです。 NHK自体は質の高い、 素晴らしいメディアです。 良い番組を作っていますし、アナウンサーの質も高い。偏向報道云々は、ちょっとここでは横に置きます。 私はN

お客様もサービス品質の一部

私が鉄道会社で車掌をやっていたころ、 車内で「残念なお客様」が車内環境を乱す ことが度々ありました。  車内にゴミを放置する  ヘッドフォンからの音漏れが半端ない  足を投げ出しての居眠り  車内でのケンカ どこまでがOKか、の線引きは難しいと 言われますが、私はシンプルだと考えていました。 「サービスはお客様が作る」 良い車内環境というものは、鉄道会社がハチマキしめて奮闘して出来るものではなく、車内に居合わせた見知らぬ人同士が「良い客があろうと振る舞う」ことでしか作