イメージしたものに近づける
楽曲制作の一つの方法論として「リファレンス」にイメージをよせるというものがあります、私の持論として今まで聞いたことのない音楽はポップスフィールドにおいてはないと思っているいます。いくつかのパーツ(モチーフ)で構成されていることが多いです、それが1小節かもしれないし、1音かもしれないし・・・
なので解析すれば同じようなものが作れると考えます、でなぜ「ようなもの」かと言えばそこには自分なりのフィルターを通すという工程も入るので必ずしも同じにはならないのです。
で本題に戻すとここ一年ですごく気にしていることと言えば「低音(域)」のことです、洋楽に見られる押し出しというか迫力というか厚みというか、言葉にすると難しいので実際にスペクトラルメーターを使って見比べてみてください
これがリファレンスの「Lil Baby」のWoahという曲です
ベースとキックのブーミーな印象大な一曲ですが今的と言えるので参考にしてみます
最初にこんな感じかなと作ってみました
そしてLil Babyの曲のメーターを見るとあきらかに周波数の位置が違います、私の方は50Hzにピークがリファレンスには30Hzぐらいにピークが・・・
うーん違いますね、モニタースピーカーで聞いた感じそんなに違わないのですがメターでは歴然です・・・そしてヘッドホンでも確認してみます。なるほど確かに近づきました。現実的な問題として6インチぐらいのモニタースピーカーでは見極めるのは難しい(ウーファーの大きさも音量的な問題も)のでヘッドフォンは有効だと思います
ではこれをリファレンスに近づけてみます、方法としては
1)キックそのもののチューニングを調整
2)EQでの調整
3)サブソニックフィルターでの調整
それぞれ上から1.2.3です
以上を調整することでリファレンスに近づけました
もちろんこれにベースの音色との兼ね合いなのでこれがすべてというわけではないのですが・・・
長くなりましたがわざわざ大晦日にこの記事を投稿した意味合いとしては分析して丁寧に近づけていけば必ずイメージしたものに到達することができるということを改めて認識したということです。
来年到達したい目標いくつかあるので丁寧にしっかりとやっていきたいと思います
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