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一人と二人と三人と

曲を書く作業は人によって違って色々なアプローチがあるわけです、今的に言えば「コライト」という複数人で一曲を仕上げる形です。世界的な流れである意味主流と言えるソングライティングの方法なんだと思います、具体的にはトラックメーカー、トップライナー、プロデューサーというような役割でそれぞれが歌メロディー、オケ、全体統括という感じです。今までは一人ですべてをこなしてきましたが最近では効率重視でこのような形なのでしょう。

今私がトライしているのがそのすべての役割全部を複数で分けるというやり方です。つまり書く予定の曲のイメージに合った(得意な)人がそれぞれのパートをやる今回はAさんメロBさんバックトラックCさんミックス(まとめ)さらに言えばそれぞれのパートを分割して(もっとも良いアイディアで)一曲を仕上げるというちょっと複雑な方法なのですが・・・

これのメリットは新鮮なアイディアを上手くパズルのようにはめて最適な曲ができるという点で例えばこの先Bメロ実は良いアイディアなかったけどまとめるために入れるというのがなくいつも勢いのあるメロディが反映できるという点だったりします。これを達成するには客観視できる人(プロデューサー)がいて初めてなし得る方法なのでこのさじ加減が大事と言えます

今までこのようなやり方は実はなかったのです、なぜかと言われれば特に答えはないのですが強いて言えばネットの高速化、DAWの一般化、そして自分が一番変わったのかなと思います。

そしてこのチームのやり方の特徴ではないですがオーダーを予測して曲を書くということかもしれません。実際のコンペ等は1週間が書く時間なのですがこのやり方だと締め切りもないため余裕を持って書けるし、もっと良いアイディアがあれば試すこともできる、そこに本来のクリエイティビティが生まれるような気持ちに余裕ができるのかな?と思います、あれやっておけば良かったというのはなくやり切りたいというのが一番ですよね!自分達の曲は自信を持って送り出したいです

まあ色々書きましたが新しい何かを見てみたいというのが本音かもしれません

芸術というのは基本個人で孤独で諸々突き詰めたその先のものをパッケージ化して解き放つものですが、この新しいやり方で今まであり得なかった化学反応が生まれる可能性を楽しむのもありなんじゃないかと思うわけです

さあ次の化学反応はどんな感じなんでしょう?

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