高校の先生は生徒一人一人の総合選抜の「課題・論文」テーマの綿密な把握がまずは重要になります。

私大入学者の55.6%が総合型選抜・学校推薦型選抜で入学し一般選抜入学者を上回っています。(令和2年文科省データより) 令和四年2022の入試でも大学設置校の数多くが総合型選抜・学校推薦型選抜を実施しています。
例えば立命館大学2022年度総合型選抜(AO選抜)入学試験の出願期間は2021年9月15日~9月21日でした。まず1次選考は「書類選考」です。
1次で出願書類の総合評価になります。担任の先生はこの1次通過に全力指導していただく必要があります。
「アドミッションポリシー」
立命館大学に限らず大学には「アドミッション・ポリシー」があります。具体的にこう書かれています。
1.映像を学ぶ事に関わる総合的な学力を備えている者
2.映像を表現し、理解するための知識と技能をみにつける意欲を備えてい  る者
3.映像を通じて広く人類と社会に貢献していく強い意思を備えている者
以上3点となっています。
「入学試験の目的」
この部分もしっかり理解する必要があります。当然この選抜方法について
通常のペーパーテストでは測りにくい「映像に関する独創的な表現力」などを書かれています。
募集人員は少ないのですが怖じ気づくことなく余裕を持って対応すれば募集人員は関係ありません。どの大学でも言えます。
出願資格・要件については列記しませんがほぼどの大学も同じです。出願書類については重要重要・・です。
この場合「エントリーシート」も含まれています。
A欄
あなたが成長したと思うこれまでの映像に関わる経験について、
具体的なエピソードを交え記入してください。
B欄
A欄の内容を踏まえ、映像に関わって、今後さらにどのように成長したいのか

C欄
B欄の成長のために、映像学部でどのように学びたいのか、科目名をあげて具体的な計画を記入してください。
そして「課題」も難題です。
原稿用紙800字ですが立命館大学から指示される設定をもとに自分の考えで物語りを設定し「写真」または「絵」をつける

お感じのように5教科の力以上に生徒一人一人の考える力が必要になります。一発ですべてを仕上げる必要もなく、指導も必要なく「何度も・・・」もより良い内容に仕上げて行く必要があります。2次選考については次回書きますが、最後に1次選考の基準
出願書類を総合的に評価し、エントリーシートでは過去の経験の多様性とこれまでの成長に対する自己評価、将来像の明確性、そこへ繋がる映像学部での学びの意欲等を評価するそうです。また「課題」では物語の構想力、構成力、文章力、「写真」または「絵」の表現力等も評価の対象です。

                          以上




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