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複雑な想いの中出場した2度目の決勝。全てを乗り越え、掴み取った優勝。

こんにちは!株式会社ベルパーク採用広報担当の加藤です。
この記事は、2023年11月22日に開催された、法人訪販営業No.1を決める『法人訪販ロールプレイング大会』の決勝で、見事優勝に輝いた当社法人営業部コノミさんの優勝に至るまでの軌跡をまとめた記事になります。


実は今回の決勝大会は2回目となるコノミさん。

2021年に出場した前回の大会では初出場ながら準優勝を果たしましたが、本人は「本当に悔しかった」と当時を振り返ります。
そんなコノミさんが今回の2023年決勝大会において、どのような気持ちで大会に挑んだのか、前回の準優勝の経験は活かされたのか、大会を経て今何を想うのか、など詳しくインタビューしてまいりました。

・当社の法人営業部に興味がある!
・応募検討している!入社に迷っている!

という方はぜひ最後までお読みください。



▼ 『法人訪販ロールプレイング大会』とは


ソフトバンク社が主催する『法人訪販ロールプレイング大会』は、ソフトバンクの商材を販売する代理店の営業パーソンが出場し、その営業スキルと商品知識を競う大会です。


大会は、予選決勝大会から構成されており、優勝者や2位、3位入賞者にはその実力が認められ、ソフトバンク社からの表彰、及び賞金を手にすることができます。
出場者は、予め設定されている架空の顧客・課題の中から、自分がどの顧客にどんな提案をするかを準備し、大会当日、そのロールプレイングを行い他の出場者とそのパフォーマンスを競い合います。
まずはこの大会で見事優勝を果たしたコノミさんがどんな人物なのかを紹介したいと思います!

▼ 今回紹介するのはこんな人

・お名前:コノミさん
・入社:2019年4月 新卒入社
・プライベート:旅行をするために仕事をしているといっても過言ではないほど、大の旅行好き。キャンプ、海、スノボ、海外、家族や親戚、友達とあちこち旅行に行っているそうです。「有休20日では足りないと思っています!笑」と語っていました!とてもアクティブですね。

▼「本当に悔しかった。」・・・初めての決勝大会 〜2021年〜

前述したように、コノミさんが法人訪販ロールプレイング大会の決勝に初めて出場したのは2021年。その時の結果はなんと初出場ながら準優勝!

当時の心境について語ってもらいました。

コノミさん:
「もう、本当に悔しかったです。
当時、まさか自分が決勝大会に選ばれるとは思ってなかったですし、これまで先輩たちが決勝大会の準備にすごく苦労しているのを間近で見てきたので、それを自分がやるのかと思うと正直怖いなと思う部分もあって、”出たくないな”と思う気持ちもありました。
でも選ばれたからには頑張らなきゃと思いましたし、出るからには優勝するしかないなって思いましたね。

いざ本番を迎えるとかなり自信があって、
”いけたかも!”
って思ったんですが、結果は2位。すごく悔しかったですね。」

▼「注目されるのは好きだけど…」・・・複雑な想いで出場することになった決勝大会 〜2023年〜

2年ぶりに決勝進出を決め、雪辱を果たす機会に恵まれたコノミさん。
周りからの「今度こそ」という期待が重くのし掛かり、さぞかし辛い思いをしたのではと思いきや、どうもそうではないところで葛藤があったようでした。

コノミさん:
「周りからのプレッシャーだったり、優勝を期待されたりすること自体はなんとも思わなかったんですよ。むしろ私は注目されることが大好きで、期待されればされるほど燃えるタイプなんですよね!・・・なんですが、、、何が嫌だったかってエミリさんと一緒に出場するということがすごく複雑でした。」

エミリさんとは、コノミさんが準優勝をした2021年に、キャリア採用で当社に入社した大の仲良しの先輩で、同じ営業職のメンバーです。そのエミリさんと一緒に出場するとなると、どちらかに軍配が上がって、どちらかが涙を流すことになりかねないので、コノミさんとしてはそれがとても辛かったそうです。

▼ 「前回の反省を活かせた。」・・・自分を強く持って取り組んだ準備期間



複雑な想いを抱いたまま始まった、本番大会に向けての準備。


コノミさんは、ロープレ用に予め設定された架空の顧客の中から、2年前と同じホームセンターのお客様を選びました。

なぜ、2年前と同じ顧客を選択したかというと、

”今回のロープレで、「今日はリベンジにやってまいりました!」というフレーズを使おうと思ったから”

とのことです。資料に関しても、前回準優勝だった時と同じようなデザインにすることで、「あれ?なんか見たことあるな」と思わせるようにしたんだそうです。


▽ 実際に足を運んだホームセンター



今回、コノミさんは、自分が提案をするお客様が現場でどんなことに困っているか、現場の生の声を知りたいと思い、実際にホームセンターに足を運んだそうです。
IT化が進んでいるホームセンターもあれば、まだまだIT化が進んでいないホームセンターもあり、その違いを目の当たりにすることで提案に磨きをかける狙いがありました。
従業員の方達にインタビューをしたり、現場の仕事を見て、提案を作るための材料やヒントにしたそうです。


▽ 大変だったこと

準備にあたっては、上司である課長、マネージャー、そして昨年2022年大会で準優勝を獲得した先輩社員が、当日の提案のシナリオ作りや提案資料の作成、ロープレのお客様役を担い、コノミさんの大会出場を支援してくれたそうです。
準備で何が大変だったかというと、「気持ちを強く持つこと」


コノミさん:
「営業って正解がないので、いろいろなやり方・トーク・手法があるんですよね。なので課長、マネージャー、先輩社員、それぞれアドバイスがあって、それを一つにまとめていく作業がすごく大変で、実は2年前もそれで苦しみました。
でも今回は2年前の二の足を踏まないよう、自分を強く持って『こういう資料にしてください』『こうします』というふうに、自分の基準をちゃんと設けて、チームのメンバーに具体的な指示を出すようにしていました。
そうじゃないと、シナリオ作りも台本作りも終わらなくなっちゃうので・・・!そこは2年前の反省を活かせたかなと思います。」

▼ 一筋縄ではいかない準備 ー 前日夜の焦り



順調に見えた大会準備でしたが、やはり一筋縄ではいきませんでした。


なんと、本番用の提案資料が完成したのが前日の夕方4時。
台本ができたのが前日の夜8時。


「4回練習して帰ろう」ということになり通しで4回練習したものの、既にコノミさんは焦りと不安でいっぱいで内容が全く頭に入って来ず、ボロボロ。とりあえずその日は4回練習をして帰ったそうです。

▼ 「頭の中はぐちゃぐちゃ。」 それでも出し切った決勝当日、いよいよ本番


前日の練習で全く台本の内容が頭に入らなかったコノミさん。
当日に至っては、お昼ご飯を食べながら練習をしようとしても「言葉が出てこない」、45枚もの枚数に膨れ上がった資料を前に「次に何が出てくるかわからない」、そんな状態だったので、コノミさんはもう開き直ってしまったそうです。


「もう無理なので、とりあえず、20分やり切ることだけに集中しますね。」


ずっと練習を支えてくれた上司にそう言い放ち、上司もコノミさんの様子をみて悟り、一言、「わかった」と言ったそうです。
台本は頭に入っていない。
本番まであと2、3時間。
ここまで来ると、何をどう足掻いても無駄だと判断。
控室で出番を待つコノミさん。

「普段、何件も商談をこなしているんだから、台本にとらわれないでいつも通りにやれば大丈夫。」

ソフトバンクの担当の方や、上司から言われた言葉が、いくぶん彼女の心を穏やかにしていました。

ついにコノミさんの名前が呼ばれ、
舞台に立つ時がやってきました。
舞台は浜松町コンベンションホール。
コロナ禍でオンライン開催だった昨年までの形式とは違い、今年は会場で実施されることになった決勝大会。びっしりと埋まった観客席。


会場を埋め尽くす観客が、一斉に自分のことを見ていると思うとテンションが上がります。



やるしかない。
絶対、やってやる。

台本を全部覚えているわけではありません。
自信があるわけではありません。
でも、


「最後までできないかもしれないし、
20分で収まるかもわからないけど、
ここに座っている人達の心に何か残そう。」



観客に見られているという事実に高揚感と充実感を覚え、


「目立ってる!私!アイドルだ!」


コノミさんのテンションは最高潮に達し、ロールプレイングは好調な滑り出しを切りました。


しかし中盤。
課題解決のパートで徐々に言葉に詰まるようになり、
会場の雲行きがなんとなく怪しくなってきているのがわかりました。


「まずい」



重たくなりかけた空気を一掃したのが、参加者の中で唯一コノミさんだけがチャレンジをした商品のデモンストレーションでした。

「ガーデニング担当の●●さん、今日も売り上げ順調ですか?」
「はい!今日も天気が良くて来店者数は順調ですよ!」

ソフトバンクの担当の方に協力をお願いしスマートフォンがトランシーバーになるサービスを実演すると、

「おぉ!」
会場の空気が一気に温まり、
その勢いのまま最後まで駆け抜けたそうです。

「全然ダメでした。終わったなと思いました。」


20分間のロールプレイングを終えた直後のコノミさんは


「3位に食い込めたらラッキー」


そのくらいに思っていたそうです。


▼「全く想像してなかった」ー 全員号泣の結果発表

ついに結果発表。

会場の舞台に参加者がずらりと並び、
結果発表が始まりました。


3位に食い込むことができればラッキー



それくらいにしか思ってなかったコノミさん。優勝は同僚で共に戦うことになったエミリさんに軍配が上がるものだと思っていたそうです。

コノミさん:
「3位で違う方の名前が呼ばれて、
『あ、3位じゃなかった、残念』
って感じでした。

そしたら次の2位でエミリさんの名前が呼ばれたんですよ。

え?
エミリさん1位じゃないんだ、2位なんだ。
他にうまかった人いたのかな?

なんて思っていました。」



エミリさんの受賞コメントが終わり、残るは1位の発表を残すのみ。

気が付けばコノミさんの背中はエミリさんの手で支えられていました。エミリさんはコノミさんを励ます意味で、コノミさんの背中に自然と手が回り彼女をずっと支えていたそうです。


「株式会社〜」


1位の会社名の発表が始まるやいなや、コノミさんの背中を支えていたエミリさんの手に力が入ります。




「株式会社ベルパーク、コノミさん!!!」




コノミさんの名前が呼ばれた瞬間、
コノミさんはエミリさんに抱きしめられ、
コノミさんもエミリさんも大号泣。




コノミさんはエミリさんに抱きしめられたまま、エミリさんからたくさんの「おめでとう」をもらったそうです。




▼「メンタルが強くなった!」ー 大会を通して学んだこと



大会を終えて約2ヶ月。
改めてこの大会を振り返ってもらい、自分がどう成長したか、どう変わったかを聞いてみました。
コノミさん:
「提案力は上がったんじゃないかなぁと思います。
提案のシナリオはスラスラ書けるようになりましたし、
資料の構成、見せ方、作り方、資料のどこにどういう言葉があるとわかりやすいか、という部分まで、細かいところですけど気付くようになりました。」
営業力を磨くことができたのと同時に、メンタルも鍛えることができたそうです。


コノミさん:
「本当にこの期間、しんどすぎて・・・。

提案を作り込む過程で意見がぶつかったり、
通常の仕事もしなければいけないので時間に追われたり、
始めから終わりまで自分との戦いなので、その分、メンタルは強くなったと思います・・・!」


何度も心が折れそうになった準備期間、
本番前後や本番中に味わった極限の精神状態。


この大会を通して、技術やスキルの研鑽だけなく、内面的にも大きく成長したコノミさん。今後のコノミさんのキャリアにおいて、大きな財産になることは間違いありません。

▼ 今後の目標

2023年の年末にかけて、大きな仕事をやってのけたコノミさん。1月に主任に昇格しました!

そんな彼女に今後の目標やキャリアビジョンについて語ってもらいました!

コノミさん:
みんなが楽しく仕事できる環境を整えてあげたいと思っています。
"自分が"というより、これから新しく入ってくる方たちや、新卒の社員たちが楽しそうに働いていたら部全体に活気が生まれると思うんですよね。

部に活気があると、個人のモチベーションに繋がるので、それが結果的に部の実績として大きく影響してくると思っています。

私はこういう、明るい性格なので、私のパフォーマンスをきっかけに部全体に活気が生まれたらいいかなと思っています!」



きっとコノミさんならコノミさんと一緒に働く人たちを明るく、楽しくできるはず!これからのコノミさんの活躍にますます期待したいと思います!


コノミさんのストーリーは以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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