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掘り下げる能力と、その機会に関する雑記

こんにちは。みどりの日かと思っていたら昭和の日だった、という人も多いのではないでしょうか。4月29日(祝)です。今日も障害者雇用と発達障害を考えるnoteをお送りします。

本日は結論らしい結論は最後のほうになります。
そこまで読んでいる暇がないなーという方は、GWの不要不急の外出を控えて、その時間で読んでいただけると幸いです。

障害者採用とは関係なく、かねてから私の採用基準としてポイントにしているのは「オタクであることの強み」でした。

新卒でも中途でもそうなのですが、同じようなことをやっていても「オタク的に」のめりこんで詳しい人と、とりあえず経験はしていた人がいます。

新卒であれば、研究しかり、バイトしかり、サークルしかり、趣味のバンドしかり。
中途であれば言わずもがな、xx業界で、xx職として、xxという業務をやっていたという経験です。

業務であれば個人の好き嫌いと関係ないところもありますが、たとえ好きな趣味だとしても、掘り下げていくのは容易ではありません。

多くの人は、少し掘り下げたところで横スライドしているようなことが多く、さらに掘り下げるには岩盤を貫く気合いが必要になってきます。

私見ながら、たとえて言うと、ギターが趣味の人が、毎日ギター弾いています、xxというアーティストが好きですべての曲が弾けます、最近xxという奏法を知ったので練習しています、というのではまだ掘り下げ切れていなんじゃないかと思います。
ギターの歴史、音楽理論、ギターの作り方まで研究し、マンドリンやシタールまで買ったというなら、かなり掘り下げているように思います。

この掘り下げる力を業務に置き換えると、浅い人は、とりあえずやりました、考えたけどわかりません、言われたからこうしよう、というように成果に現れます。
深く掘り下げる人は、なぜこのやり方なのだろう、これだと例外が多すぎないか、結局何を求めているのだろう、と表面的なことからもう一歩踏み込めます。

もちろん、逆もしかりです。

仕事で鍛えられて、もう一歩踏み込むことを身に着けた人は、趣味もこれまでと大きく変わって捉えられるようになる、ということになります。学生と大人で趣味の深みが違うのは、経済面と経年数だけでなく、捉え方の変化もあるからでしょう。

さて、本題です。あぁ、長かった。

発達障害の方は、もう一歩踏み込んで考えるということが苦手だったりします。
そのような方にとって、「なぜこの業務をやっているかよく考えてくださいね」などという新人向けにありがちな指示は、ただのあいまいな指示でしかありません。

ですが、最初から諦めて機械的な指示しか出さないのと、やれるように具体的に落とし込んだ指示をしたうえで、「なぜこの業務を~」と一応問答してみるのでは違います。もしかしたら、繰り返していく中で身につくかもしれません。
業務を通じて、人生に役立つ能力を身に着けられるという、就労だから成せる絶好のチャンスの芽をわざわざ摘む必要はありません。

なので最後の最後にて結論。

・指示は明確に出し、思考する機会は出し惜しまず

本日は以上です。ちょいちょい書いてたら昭和の日が終わりそうです。。

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