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『肌の表面はサランラップほどの薄さ』


肌のことって知っているようで、意外と
知らないことが多いなぁと感じます。

今回は肌の最も表面にあって、“肌の見え方”や
“美肌”にもっとも重要な『角質層』のことを
話したいんですが、そもそも“角質層って何??”
て方も多いと思うので、まずはじめに
肌の構造をお話してから、先に進むことにします。

お肌の構造は、基礎知識として知っておくと
スキンケアをする時の“意識”が変わるので
知っておいて損は無いと思います。
今回は超簡単に説明してます。
もう既に知ってるって方は飛ばしてもらっても大丈夫です。



1.肌の構造

肌は大きくわけて【表皮】【真皮】【皮下組織】
この3つに分かれます。
1番表面にあるのが【表皮】なんですが、
この表皮の最も外側にあるのが【角質層】なんです。


2.角質層の働き

角質層の主な働きは


外からの侵入を防ぎ、中からの蒸発を防ぐ
“門番”のような役割

外からの侵入=紫外線やホコリなどの刺激
中からの蒸発=肌内部の水分など


また、角質層の間には、

潤いを保つ成分、
『NMF(天然保湿因子)』や『細胞間脂質』が
備わっているので、保湿機能も果たしてくれます


角質層は肌の一番表面にあるので、
角質層の状態によって肌の見え方が変わってくるとも言えます。
例えば『透明感がある』とか逆に『くすんで見える』とか…

3.角質層はたった約0.02mmの厚さ

角質層は理想的なお肌の場合で、約0.02mm。
サランラップ程の薄さと言われています。

さらにビックリするのは、
角質層はたった1枚で出来ているのではなく、
0.02mmの角質層は、
10層~20層の角質細胞がレンガの壁のように
重なって出来ているということ。

ひとつひとつのミクロ単位の角質細胞が
重なり合って出来上がったのが【角質層】
ということです。


肌がどれだけ繊細に、作られているかが分かりますよね!!

『肌は豆腐(桃)を扱うように触りなさい』

こんな言葉を聞いたことがあると思いますが、
本当にその通りなんです。


角質層は人によっても厚さが違うので
もともと薄く肌の弱い方も居れば、もともと分厚く丈夫な方も居ます。
しかし、間違ったお手入れによって角質層が
薄くなったり分厚くなったりしてしまっている
場合もあります。
どの場合にしても、正しいお手入れ方法を知って
実行することで、薄く弱い肌の方は守ることができ、分厚く丈夫な肌の方はそれを保つことができると思います。
それぞれの特徴と対策をみていきましょう♡


4.角質層が薄い方の特徴


どれか当てはまるものがあれば、あなたの角質層は薄い方だと思うのでそれぞれの特徴と、対策を
参考にしてみてください♡

□肌が乾燥しやすい

→角質層が薄く、内部の水分が蒸発しやすい
   状態です。
   化粧水や美容液でしっかり保湿をして、
   最後は必ずクリームで肌に蓋をすること。

□化粧水がヒリヒリする

→角質層が薄くなって肌が敏感になっているかも
  刺激の少ない化粧水を選んで
  優しくお肌を包み込むようにスキンケアをする

□洗顔後つっぱる

→角質層が薄くなると肌に必要な油分も失われ
  やすくなります。洗浄力の優しい洗顔料を選ぶ。
  肌をゴシゴシ擦っている場合は、優しく
  洗うことを意識する。

□肌に赤みが出る

→外部の刺激(紫外線など)で炎症が起こりやすく
   なっています。日中は顔用の日焼け止めや、
   UV剤入の化粧下地でしっかり保護をする


※角質層が10層以下になると、
肌のバリア機能が極度に低下して、炎症が起こりやすくなり、敏感肌や酷くなるとアトピーなどの
アレルギー症状が起こるので注意が必要です。


5.角質層が厚い方の特徴


肌細胞は常に生まれ変わっているので
古くなった角質層はアカとなってはがれます。
しかし、様々な原因で角質層が厚くなりすぎると
逆にトラブルも出てきてしまいます。

原因と対策を知って理想的な角質層に
していきましょう♡

□肌がくすむ

→ターンオーバーが遅くなり古くなった角質層が 
  剥がれず残ってしまっている状態。
  スクラブ洗顔やサロンなどでのピーリングが
  有効です。

□肌の色ムラが気になる

→加齢や肌弾力の低下によって角質層がバラつき
  肌の色ムラがあるように見えてしまいます。
  弾力と潤いを補う美容液を肌に導入する
  (ヒアルロン酸やコラーゲンなど)

□ニキビ肌の方

→角質が厚くなることで毛穴が詰まりニキビが
  出来やすくなります。(角質肥厚)
  さっぱり系の化粧水でしっかりと保湿して
  角質の生まれ変わりを促すことが重要。
  肌質によりますがピーリングなどもおすすめ。



『ピーリング』や『スクラブ』などの角質ケアは
肌状態によっては有効ですが、むやみな角質ケアは私はオススメしません。
サロンなどで、美容のプロに肌質などをきちんと見てもらってからするのがオススメです♡


6.まとめ


角質層の厚さによって、お肌の見え方や
肌状態が変わることがわかったと思います。

赤ちゃんの肌は、白くて透明感があって
めちゃくちゃ綺麗ですよね👼🏻

赤ちゃんはまだ外部の刺激にほとんど
さらされていないので綺麗です✨
が、大人になればなるほど紫外線などの
外部刺激によって肌はダメージを受けて
肌トラブルが起こりやすくなるので
日々のケアがとても重要です!!

赤ちゃん肌を取り戻すのは無理かもしれませんが
赤ちゃん肌から遠ざかるのを防ぐことと、
赤ちゃん肌に近づけることは可能だと思っています。

まずは自分の肌質を知ることと、
毎日のコツコツ地道なケアを頑張っていきましょう♡

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