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STU48「GO! GO! little SEABIRDS!!」公演を(配信で)見てみた [2019年制作記事]

この記事は、2019年4月16日(火)にアメブロに投稿した記事を転載したものです。

2019年4月16日火曜日。

史上前例のない「船上劇場」を有するアイドルグループが、発表から2年半の時を経て、いよいよ本当の出航の日を迎えました。

発表されたときは「あーなんか面白そうなことやるやんけ」ぐらいにしか思っていなかったんですが、STUに本格的にハマりだした去年の3月から1年ほど、こんなに何かを待ち遠しいと思ったのは久しぶりのことでした。


「STU48号」と名付けられた劇場船が、メンバーを乗せてやってくる。

2ndSg「風を待つ」にある「青い海に 日差しが跳ねて 君を乗せた船が近づくよ」の一節の通り、推しメンを乗せた船がやってくる姿を見て、涙腺が緩まないはずがありません。

政経官民、アイドルもファンもみんなが一体になってこの日を迎えることができ、本当にうれしく思います。



さて。
その後の就航式を経て、こけら落とし公演が行われました。

もちろん応募したんですけどね…そりゃ初日じゃ落ちるわな…


賛否両論ある公演でした。

もちろん今まで48Gを見てきたファンなら、今までとは全く違う公演を見て戸惑いもあったことでしょう。


僕ですか?

めちゃくちゃ楽しませてもらいました。最高でした。

自分は決して48Gの既存曲にこだわってないし、なんならAKBの公演曲とか知らないほうなので、むしろ今回のAKB表題曲~海にまつわる曲~STU曲という構成は存分に楽しむことができました。

海にまつわる曲もJ-Popのなかでも有名なもの(懐メロ)が多く、幅広い世代で楽しめるかなと。


なによりAKB表題曲から始まる流れは一般客層にも受け入れられやすく、J-Popの海曲もわかりやすく、STU=船=海というイメージもつく。

そして3部のSTU曲で畳みかける。最高の流れだと思います。

もっというと「海へきなさい」のあとに「風を待つ」のイントロが来た瞬間ぞくっとしました。


あと新衣装が信号旗モチーフっぽくてめちゃくちゃかわいいです。好きです。

一方で最初の衣装は結構インパクトが強かったですが、、、嫌いじゃないのでいいですw


そしてなにより、全体の構成がいい!

最初に「瀬戸内の声」が来たと思ったら途中でEDM系の曲が流れてダンスパートになるし、自己紹介は「恋するフォーチュンクッキー」のアコースティックインストに乗せて行っていました。

個人的に自己紹介は中だるみすることが多々あるので、曲中でというのはとてもいいと思います。


ダンスや歌を得意とするメンバーの使い方もとてもしっかり考えられているし、瀧野さんのサックス、中村さんのバレエ、甲斐さんのウクレレなど、メンバーの個性を前面に押し出した演出も見事でした。

それと曲の移り方・繋ぎ方や編曲が抜群でした。
アコースティックバージョンやインストもふんだんに使って、いい演出でした。


既存の公演を想像していたファンは、おそらく今日の公演には批判的でしょう。

しかし他のグループと同じことをしていては、結局STUも他のグループの後釜を追いかけるだけのつまらない存在になってしまうと思います。

だから今回の公演に対する固定観念をぶっ壊してくれた今村ねずみさんの演出には感謝したいです。


Twitterでも書きましたが、既存の48Gと同じことをしていては、ただでさえ凋落傾向にある48Gのなかでジリ貧どころか即凋落です。

今回この公演が挑戦的で新しい世界を創り上げてくれたこと、嬉しく思います。


まあ、これが嫌ならどっかの48Gの公演にでも行けばいいんじゃないですかね。

僕は次の新しい時代を担うSTU48らしい公演で、非常に感銘を受けました。

だから、これからもガンガンスピードつけて走っていってくれればいいと思うし、ノってけるやつらだけ連れていってくれればいいと思います。


既存のファンが満足するだけの公演では、きっと一般の人は見に来ない。

瀬戸内という地域に根付いて活動していく以上、ファンだけでなくファンではない地域の人たちのほうにも目を向ける必要がある。

そして瀬戸内を訪れる人たちが「瀬戸内といえばSTUだよね」なんて言ってくれる日が来ることも期待したい。

そんな人たちへの門戸を広げるという意味でも、今回の公演の清新さは必要だったと思います。


航海は始まった。

推しメンと愉快な仲間たちの冒険はこれからだ。

僕はこれからも、君の乗る船の航跡をたどって追いかけていこう。

(了)

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