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環境に優しいインクのお話|リサイクルインクと詰め替えインクについて

ベルカラーでは、詰め替えカートリッジやリサイクルインクのお問い合わせを多くいただきます。

ベルカラーでは、リサイクルインクの取り扱いはありませんが、環境やエコを意識した製品作りを行なっています。

今回は、環境にやさしいリサイクルインクや詰め替えインクについて解説していきます。

リサイクルインクとは?

リサイクルインクとは、空になった純正インクのカートリッジを回収し、クリーニングした後に新しいインクを補充して使うインクのことです。

リサイクルインクは、別名「再生インク」とも言われていて、カートリッジを使い捨てせず再利用することから、「環境に優しいインク」と高く評価されています。

リサイクルインクと互換インクは、厳密には違う種類のインクです。

リサイクルインクは、メーカーが独自に回収した純正インクのカートリッジを使用します。カートリッジの中に残った古いインクをしっかりと取り除き、リサイクルインクメーカーが製造したインクを補充します。

一方、互換インクはカートリッジもインクも、基本的には互換インクメーカーが製造したものを使用します。

ベルカラーの商品の中には、純正インクのカートリッジはそのまま、中身だけ交換する「スマートカートリッジ」というアイテムもありますが、こちらはお客様がお持ちの純正カートリッジをそのまま使用していただくため、弊社でカートリッジを回収することはありません。

つまり、純正インクのカートリッジが回収されたものかどうかという点が、互換インクとリサイクルインクの一番の違いということです。

リサイクルインクの取り扱いのないベルカラーで、リサイクルインクについてのお問い合わせが多いのは、「リサイクルインク=互換インクの一種」と思われている方が多いためと考えられます。

では、ここで互換インクと純正インクのことも簡単にご説明しておきましょう。

互換インクとは

互換インクとは、「純正インクと互換性のあるインク」のことです。
プリンターメーカー以外の会社が製造したもので、純正インクに比べてコスパが良く、商品によって純正インクの半額以下の価格で購入できるのが大きな特徴です。
互換インクには、

  • カートリッジそのものを交換して使うタイプのもの

  • 空になったカートリッジに液体インクを注入して使うタイプのもの

  • 空になったカートリッジからスポンジを取り出し、容器入りのスポンジを詰め替えて使うタイプのもの

などの種類があります。

気になる印刷品質ですが、互換インクでも普通紙への印刷なら純正インクとほぼ遜色がありません。
ただ、写真やラベル印刷においては、長期保存で色あせすることがあります。

ベルカラーの商品は、この互換インクに該当します。

互換インクに対して、「保証が受けられない」というマイナスイメージをお持ちの方もいるんですが、ベルカラーには、独自の『トリプル保証』という保証があり、互換インクが初めての方も安心してお使いいただけます。

純正インクとは

純正インクは、プリンターメーカーが自社プリンターの特徴に合わせて開発したインクです。

発色の美しさや色あせしにくいことがが最大の特徴で、時間が経っても品質を維持できるというメリットがあります。

互換インクやリサイクルインクと比べると価格が高めに設定されていますが、万が一のトラブル時にはメーカー保証も受けられるので、高品質かつ安心感を求めるお客様に人気です。

ベルカラーのインクはとても高品質だけど、写真印刷ではやっぱり純正インクの美しさには敵いません。

互換インク・リサイクルインク・純正インクは、それぞれ特徴が異なります。プリンターインクに何を求めるか、そして何を印刷するかによって、それぞれのインクを使い分けてみるのも一つの方法です。

リサイクルインクのメリット・デメリット

プリンターインクには3つの種類があることをお伝えしましたが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、どれを選ぶのが正解ということはありません。

インク選びで迷っている方のため、以下ではリサイクルインクをはじめとするプリンターインクのメリット・デメリットをまとめてみました。

純正インクのメリットとデメリット

メリット
・高品質
・長期保管に適している
・トラブル時に無償で保証が受けられる
デメリット
・価格が高い
・中身が見えず残量がわかりにくい

互換インクのメリットとデメリット

メリット
・純正インクに近い品質が期待できる
・価格が安い
・純正インクよりも容量が多い商品がある
・スケルトンのカートリッジなら残量がわかりやすい
デメリット
・互換インク使用によるプリンターの故障は保証の対象外となる
・写真印刷は長期保存で色褪せしやすい

リサイクルインクのメリットとデメリット

メリット
・環境に優しい
・純正インクに近い品質が期待できる
・純正インクよりも安い
デメリット
・カートリッジの品質にバラつきがある
・中身が見えず残量がわかりにくい

リサイクルインクの魅力は、やはり何といってもカートリッジの再利用による環境面への配慮です。

純正インクと互換インクは、空になったカートリッジを処分し、新しいものに交換するのが一般的です。これだと都度ゴミが出ますが、リサイクルインクではそれがないため、環境ににとても優しい商品であることがわかります。

回収したカートリッジの中には、品質上どうしても再利用できないものもあるのですが、これはプラスチック資源としてリサイクルされているようです。

リサイクルインクは環境に優しいという素晴らしいメリットがある一方で、カートリッジの再利用には、品質にバラつきが出やすいというデメリットもあります。
きちんと検品してはいるものの、使用環境がわからないカートリッジを使うため、どうしても品質に偏りが出てしまうようです。

また、純正インクはカートリッジが黒い商品がほとんどなので、中身が見えにくい点は純正インク・リサイクルインクに共通したデメリットであると言えます。

リサイクルインク以外にも環境に優しいプリンターインクがある

環境に優しいインク=リサイクルインクだけではありません。
多くのお客様からご好評いただいているベルカラー詰め替えカートリッジも、ゴミの排出量低減につながる環境に優しい商品です。

詰め替えカートリッジは、純正品と同じ形状のスケルトンタイプのカートリッジに、直接インクを補充して使うタイプのベルカラー製の互換インクです。

初回は空のカートリッジにインクを充填しなければなりませんが、注入口があるので工具で穴をあける必要はなく、初めての方でも簡単に詰め替えられます。

また、詰め替えカートリッジはカートリッジそのものがスケルトンなので、「中身が見やすい!」とお客様から高く評価していただいている商品の一つです。

ちなみに、冒頭で説明したベルカラーのトリプル保証は、カートリッジを繰り返し使用する詰め替えカートリッジにおいては、ぜひ知っていてほしいサービスです。

詰め替えカートリッジは、長く使えば使うほど、商品自体の劣化やチップの破損など、トラブルが起きやすくなります。

仮に故障してしまったとして、「何回も使ったから仕方がないか」と思われるお客様はとても多いのですが、トリプル保証では、ご購入後3年以内なら新品の商品へ交換することが可能です。

ゴミの排出量を減らすことは、CO2発生を抑制することにつながります。CO2発生を抑制することは、地球温暖化を防ぐことにつながります。

環境問題は、一人一人の意識と取り組みによって成り立ちます。ベルカラーは、高品質かつ安心してお使いいただける詰め替えインクをお客様に提供することで、限りある資源を大切にしていくことをお約束します。