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当たり前だが、人間は結局判断として自分にどんな恩義があるのかを前提として考えてしまう。どんな政治家も科学者でさえも、人間関係においてなにかしら自分に対して恩恵を与えてくれた人を優遇してしまう措置をとるのだ。

だがこれは多分分かりやすい恩義なんだろうと思う。自分の主観でしかないのかもしれないが、何か悪質なことをされた記憶は鮮明に残りやすいが、自分がされた恩義に関して人は忘れやすいと思う。そしてその恩義に関してもそれぞれ比重があり、結局のところ恩義の真髄で言えば、お金を自分にどれだけ使ったかみたいなところもある。

科学で全て言えるのであればそれらは返報性の原理でなにか返すのが得策なのだろうが結局人によって感じ方が違う以上平等なんてものはない。