カミングアウトに至った経緯


私がおそらく両性愛者であることを初めて人に打ち明けた話です。
(自分とって重大な出来事だったので,拙いながら文字で残しておこうと思います。だらだらと綴ります。)

セクシャリティに限らず、何か悩みを抱えていて、それを誰かに打ち明けることが難しくてさらに悩んでいる人には共感してもらえるかも。


自分の恋愛指向に疑問を抱き始めてから4年,初めて同性を好きになってから2年程で,私は初めてこの事実を友人に打ち明けた。

とはいってもいまだに自分のセクシャリティ,恋愛指向に関しては疑問が残っていて現在進行形で悩んでいる。(これはまた別の話)
それを含めて私の恋愛に関する悩みを全て打ち明けた。


私は昔から、心の1番奥底にある部分を人に曝け出すことがとても苦手な人間です。
どんなに信頼を置く存在でも,それがたとえ家族でも親友でも秘密にしてることや悩みなんて山ほどある。

曝け出せない理由はぼんやりしている。
自分の弱さを見せるのが怖いのかもしれない。
過度に人からの評価を気にしすぎているのかもしれない。

とにかく悩みが深刻になるほど、自分の核心に近づくほど
人に相談することが私には難しかった。



そんな自分が,恋愛指向についての話をカミングアウトしようとした理由はシンプル。ただただ1人で抱えきれなくなってしまったから。


今までもちろん自分の恋愛指向で沢山悩んだ。考えすぎちゃう夜なんか,何度も視界が歪んだ。 

でも無駄な経験値と自分の性格の所為で,心の中にある鉛みたいな悩みから,私は目を逸らしてしまった。

一丁前に悩むくせに,めんどくさがりで変に楽観的なもんだから,「こういう面倒くさい悩みにはスルーが1番♪」とか思っちゃったんだよね。

勿論誰かに相談したほうがいいと頭では分かっていたんだけど、さっきの通りどうしても人に言うのは難しい。言えないことにまた悩む。もういいや、辛い、無視しよ!って感じ。
ずっと目を逸らしては,この悩みに押し潰されそうになるみたいなことをおそらく2年間くらいは繰り返した。

だけど無視したって悩みは勝手に消えてはくれない。

一定期間は何とか自分を保っていたけど,一生涯この重たい鉛を持ち続けることなんて、ふにゃふにゃな私には無理だったようで

思ったより早くに抱えきれなくなる時は訪れた。
(正直、墓場まで持っていく覚悟まではしてたんだけど、、、)



恋愛指向以外に関しても,色々悩んでいる時期があった。私は自分が全くわからなくなり、信じれなくなり、軽くパニックになったりした。


前述した通り、今まで誰にもこんな悩みを打ち明けようとしたことはなかった。

でもその時は、このまま抱えていたら私はきっと壊れてしまうと直感的に思った。

私は、自分が根はとても弱い人間ということ、そして自分の直感は大抵正しいということを嫌というほど知っていたので
自分を守るために最も信頼を置いている友人2人に
恋愛指向に関する悩み含め諸々を打ち明けた。

案外人は追い込まれるとギリギリで強さを見せる。


結局、打ち明ける強さを私は持っていたのです。

逆にここまで追い込まれないと言えない人間なのかもしれない。

打ち明けた今

なんだよ、!言えるじゃん!!もっと早く言っときゃよかったよ!!まったく、、

と心から思っています。






カミングアウトに至ったざっくりとした心境に関するお話はこんな感じです。
次のnoteで実際にカミングアウトした時の話をします

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