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子どもたちのつぶやき

小中高生のくつろぎスペース(フリースクール)ビリーバーズ広尾では、
平日(祝日を除く)月曜日~金曜日の10:00~14:00を子どもたちの居場所として開けています。

ビリーバーズ広尾スタッフのえりかです。コーチングや対話を学びの環境に広めていきたいという思いを持ちながら、ビリーバーズの運営に関わっています。子どもたちの日々の発見や気付きに刺激を受けて、裸足になって遊んだり、子どもたちと対話したり、絵をかいたりしながら、大人と子供が学びあう環境づくりのお手伝いをしています。

8月は、通っている子供たちもスタッフも、家族と過ごす時間や、夏休みだからできることをたっぷりと味わっている様子。塾の夏期講習だったり、合宿だったり、海外への旅行だったり、夏休みと一言で言っても体験は様々。先日利用していた子は、お友達が話していた夏休みの予定のことを思い出し、そろそろ帰って来てるかなぁ、来週は来るかなぁ、みんなと遊びたいなぁ、とつぶやいていました。

来る曜日が決まっていたり、単発で利用していたりするので、月1回一緒になるかどうかの子たちもいるのですが、彼らにとっては一緒に過ごす時間の長さよりも、この場所で出会ったり、遊んだり、横に座ったりして、誰かと安心して過ごせた体験とか、話を聞いてもらった体験が、一見するとちょっとしたことのように思えるのだけど、大事なのかもしれません。学校に行かない選択をしても、お友達とのかかわりが欲しい子だっているんですよね。

今月のスタッフの研修では、発達特性について専門家の方のお話を聞かせていただきました。そこでスタッフ自身もそれぞれの特性や経験を振り返る時間がありました。みんな面白いくらい個性的。だからこそお互いの凸凹を補完しあって、時には指摘したりぶつかったりしながら、試行錯誤して作っているビリーバーズ広尾は生き物のように枝葉を広げて成長している気がします。

講師の方から、「発達障害と一般的に言われるものも、本人が特に困っているようなことがなければ発達障害だと診断する必要はない、困っていて必要な支援を受けるために診断が必要なことがある」そういった視点を教えていただいたんです。

その話を聞いて思ったのは、人は誰もが個性豊かで愛すべき存在なんだという事。まずはそこがベースにあるよねと共有しているチームであることは、組織を強く優しい場所にしてくれそうだなとも思いました。自身も含めそれぞれの特性を知って、必要な支援やかかわりを学ぶことも、子どもとかかわる人達にとってこれから必要になっていくのだろうなと考えています。

8月もあと一週間ですね。ビリーバズ広尾のような場所が必要なご家族に届きますように。

◆ビリーバーズ広尾

◆運営:一般社団法人ビリーバーズ


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