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話を聞ききる

ビリーバーズ広尾事務局担当蔵本です。私が過去に個人のFacebookに投稿していたものを掲載します。中2になった息子が学校に行かない選択をしだしたころ、私が中学に入ってからの息子への対応を悔やんでいたころの話です。

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人生はいつでも成長のきっかけだと思ってるから、〇〇時代の方がよかったー!って思うことはないんだけど。
私が唯一戻りたいとしたら、去年の今ごろです。

中学に入ったばかりで、勉強や学校が面白いって言いつつも、勉強の不安を口にしていた息子。
そんな息子の言葉を正面から受け止めずに、
「やればできるから。まずは、勉強してみー。」
って言葉で流していた。
中学生だし、自分で乗り越えてきたし、彼なら大丈夫だろう、という信頼のつもりだった。

でも、振り返れば、忙しい気持ちが先に来て、息子に時間を作ってなかった。
そして、息子が落ち着いて、自分の言葉で話せる空気を作れてなかった。
私が手を止めて、「わからない」という息子に向き合い、本人が何をどうしたらいいのかを一緒に考えていけてたら…と何度も思う。

それでも結局、学校に合わないとか、勉強が面白くないっていう結論になったかもしれない。

ただ、それまでの過程で、自分ひとりで抱え込んでウソをついたり、自分を責めて体調崩したりしなかったんじゃないか。
そう思うと、なんとも言えない気持ちになる。

とはいえ、後悔して、私が自分を責めても解決にはならないので、しっかり話を聞くことを今まで以上に大切にしてる。
感情に任せて言葉をぶつけるのではなく、息子が自分の中から言葉を外に出せるように、息子のペースに寄り添い、できるだけ先回りせず、注意深く言葉を聞く。

息子に、
「そうじゃないって」
って言われることもあるけど。
お互いが感情的になって、話が途中で断ち切れることはほんとんどなくなった。

うまく伝わらないところは、お互いに軌道修正しながら、認識を合わせていく。

最後は笑顔で終わることも増えてきた。

改めて思う。
子どもの力になるって、具体的に行動することばかりじゃない。
年齢を重ねると特に、子どもの気持ちに寄り添いながら、子どもの言葉を丁寧に聞くことの方が重要になる。

ついつい、ひとりでできるから大丈夫!って放置したくなるけど。
子どもがSOSを出してる時は、子どもの言葉を聞ききることだな。
息子に寄り添えず、息子を孤独にしてしまったけど、今は息子が弱音を吐きにきてくれる。

不安になったり、眠れなくなったら、素直に甘えにきてくれる。
そのときに、私は息子を抱きしめながら、
「教えてくれてありがとう。大丈夫だよ。あなたの人生はうまくいく。」
と伝えている。どんな過去があっても、自分の弱さに向き合いつつ、自分を信じることができたら、きっと逞しく成長していくって、私は思うんだ。

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次回は、7月7日(木)です。


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