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ムスコが手に入れたもの

ビリーバーズ広尾事務局担当蔵本です。今回は息子が小学5年生の時のお話です。ちょっとエピソードが長いので、3部作にしてみました。今日は3回目です。(前回の投稿はこちら。)
個人のFB投稿より転載しています。

学校に行くのが精神的にしんどい、と感じていたムスコがとった、ランドセルを持たずに学校に行く、という行動。


次の日からはなんの迷いもなく、いつも通りランドセルを持って行ってる。
「いってきまーす!」
の元気な声とともに。


学校は楽しくない、クラスはしんどい、ということは言うものの、空気が重くない。

今日は参観だったので、クラスで勉強するムスコの様子を見たら、ものすごくイキイキしてる。

先生に確認したら、
「以前と、目の大きさが違います!」
って。
先生も明らかに元気が出たように見えるらしい。

ムスコがランドセルを持って行かなかったのは、学校や先生や私への反発じゃないと思う。
変わったことをして注目されたい、と言うわけでもないと思う。
日々の当たり前を変えてみたい、という好奇心やったんじゃないかな。
好奇心から思い切って行動したことで、ムスコの自己評価が少し上がった気がする。

誰かに作られたものじゃなく、自分が決めたことを軸にできたという満足感と、そこからくる自信がムスコを押してくれた。

今までと同じやけど。
今までよりも成長してる。

なんかほんとに、子どもを通して、私も学ばせてもらってるな〜。私もまだまだ、負けてらんないぞ〜〜笑笑

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ちょっとだけ補足。
過去の記事をシェアしたのは、「子どもが自分で決めたときにおこる変化」を具体的なエピソードとともにお伝えしたかったからです。

もちろん、この3部作を読んで、受け取るものも感じ方もそれぞれ。
そこを私が同行することはできないな~と思っています。
ただ、「決める」ことで「変わる」ことがある。そして、一瞬の変化ではなく、本人の内側の成長につながる。私はそう感じています。

いま、不登校を選択している息子は、選択することへの不安のほうが勝っているように感じますが、きっと自分のタイミングで決めたときに、また変化が起こるんだろうな~という気がしています。
もしかしたら、決めたら変わることを知ってるからこそ、慎重に何を決めるのかを模索してるのかもしれません。

息子は息子で自分に集中してるみたいなので、私は私のために次は何を決めていくのかを模索しながら、楽しんでいこうと思っています!

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