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【ベラミステーションの歴史】理美容を通じて社会に貢献する企業の軌跡

1981年、広島市の一角に小さな理容室として誕生したヘアサロンベラミ。

創業者の熱い想いと先見の明が、今日の革新的な出張理美容サービスの礎となりました。

2000年に出張理美容サービスの開始、そして2002年に有限会社ベラミステーションとして法人化。

現在は出張理美容サービスを軸に、衛生器具販売やIT事業まで、多岐にわたるサービスを展開。

高齢者や障がいのある方、そしてその方々を支える家族や介護者の皆様まで、ベラミステーションのサービスによって心に潤いを感じていただいています。

今回は、一つの理容室から始まり、今や多くの人々の人生に寄り添う企業へと成長したベラミステーションの軌跡をたどってみましょう。

ヘアサロンベラミの誕生「夢への第一歩」

1981年9月、広島市に「ヘアサロンベラミ」がオープンしました。

当時33歳だった創業者の小川 博文は、飲食店経営の経験を持ちながらも、理容師としての技術を活かす道を選びました。

この大胆な決断が、現在のベラミステーションの礎となったのです。

ベラミ(BEL-AMI)という名前には、フランス語で「気品・高貴な友達」という意味で、お客様との深い信頼関係を築き、上質なサービスを提供したいという思いを込めました。

小川 博文の先見性と挑戦心が、後の出張理美容サービスへの転換や、多くの人々に笑顔をもたらす企業へと成長する原動力となったのです。

出張理美容サービスへの転換「社会のニーズに応える」

2000年、ヘアサロンベラミは大きな転換期を迎えます。

小川 博文が車いすを押している夫婦を見かけたことがきっかけでした。

「理容院に行けなくて困っている人がいるのではないか」という洞察から、出張理美容サービスの可能性を探り始めたのです。

早速、保健所に問い合わせたところ「免許のある理美容師なら出張可能」との回答を受け、出張理美容業を始めることを決意しました。

この決断を支えたのが、妻であり元准看護師だった小川 優子の存在です。

小川 優子は理容師の資格を取得し、医療と理美容の知識を兼ね備えたスタッフとして、出張サービスの立ち上げに大きく貢献しました。

【挑戦と克服】新しいサービスの確立

出張理美容サービスを始めた当初は、多くの困難に直面しました。

施設への散髪はボランティアか500円程度の低価格でおこなわれていることがほとんどで、適正な価格設定が課題となりました。

しかし、小川夫婦は根気強く営業を続け、サービスの質と安全性を訴えることで、少しずつ価格を適正化することに成功。

また、出張サービスの安全性を担保するため、身内の保険代理店に依頼して出張理美容保険を作り、顧客に安心を提供することで信頼を獲得したのです。

さらに、従業員に介護資格を取得させるなど、サービスの質と安全性の向上に努めました。

大型病院施設への出張が増えるにつれ、人材の確保が新たな課題となりましたが、これも着実に克服してきました。

小川夫妻の努力と工夫により、ベラミステーションは出張理美容サービスの先駆者として、業界内での地位を確立していったのです。

法人化と成長「ベラミステーションの誕生」

2002年、ヘアサロンベラミは「有限会社ベラミステーション」として法人化しました。

この決断の背景には、出張理美容サービスの拡大に伴う新たなニーズがありました。

病院や介護施設との契約において、個人事業主では限界があり、法人化が必要不可欠となったのです。


「ステーション」という名前には、深い意味が込められています。

「ベラミ」の由来である「高貴な友達が集まる場所」のハブとなるよう、交流の中心地を意味する「ステーション」を付けました。

この名前には、顧客と従業員、そして地域社会をつなぐ架け橋になりたいという願いが込められています。

法人化後、ベラミステーションの成長は加速。

病院や介護施設との契約が飛躍的に増加し、サービス提供エリアも広島市を中心に拡大していきました。

また、法人化により信頼性が向上し、大規模な医療機関や介護施設との長期契約も可能になりました。

これにより、安定した収益基盤を確立し、さらなるサービス品質の向上と従業員の待遇改善にもつながったのです。

未来への展望「理美容の力で紡ぐ地域の絆」

いかがでしたか?以上がベラミステーションの歴史です。

40年以上の歩みを振り返ると、私たちはまだ道半ばだと感じています。
社会のニーズは常に変化し、新たな課題が生まれています。

しかし、「理美容の力で人々に笑顔をもたらし、その笑顔の輪を広げていく」というベラミステーションの信念は変わりません。

これからも弊社は、時代の変化に柔軟に対応しながら「お客様の周り100人をスマイルにしよう」というミッションの実現に向けて挑戦を続けます。

一人ひとりのお客様との出会いを大切にし、地域社会との絆を深めながら、新たな歴史を刻んでいきたいと思います。