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アニメ ようこそ実力至上主義の教室へ 1期2期感想

主人公、綾小路清隆が厨二心をくすぐってきて良い。やはり俺の青春ラブコメはまちがっている/渡航の比企谷八幡、四畳半神話大系/森見登美彦の「私」、物語シリーズ/西尾維新の阿良々木暦、もっと古い涼宮ハルヒシリーズ/谷川流のキョンのような男に惹かれてしまうのは私とは真逆の存在だからでしょう。列挙した主人公と違って清隆はいわゆる俺つえー系の主人公で私が苦手なジャンルなのですが、強さを見せつけられる前にストーリーに引き込まれてしまいました。つかみというのでしょうか。1期1話のバスのシーン。おばあさんに席を譲ってほしいと訴える女子高生とそれを静観する清隆とヒロイン(?)堀北鈴音。あぁ、ダークサイドのアニメすこ~。この時点で俺ガイルの波動を感じました。ストーリーは原作をちゃんと読んでから触れたいですね。無人島編、シンキング編、ペーパーシャッフル編、どれも違う視点で悪役をぶん殴る感じが好きでした。八幡のようにルールを利用したり、物語の忍野忍のように圧倒的な暴力で蹴散らしたり、四畳半神話大系の小津のように八面六臂の立ち回りをしたり。実力至上主義の名前に嘘偽りのない戦略がわくわくします。


もう萌えキャラとは言わないんですよね。なんていうのでしょうか。魅力的なキャラとでもいいましょうか。2期まで見ると軽井沢恵が尊かったですね。はい、どうせちょろい人間です。長谷部波瑠加、伊吹澪、佐藤麻耶もすこです。あ、男性含めて魅力的なキャラが多いですね。まだ謎が多いからだと思いますが……("a sercret makes a woman woman"/名探偵コナン/青山剛昌 ベルモット です。)飼い犬に成り果てた須藤健、圧倒的マイペースな高円寺六助、恐怖を感じるも絶対覇王色の覇気使えそうな龍園翔、200万ppt貯めている一ノ瀬帆波、圧倒的強者感が半端ない坂柳有栖、どう見てもピンポン/松本大洋の風間竜一な葛城康平。どんな素敵な展開を見せてくるのか楽しみです。

あ、ちょっと批判をするとキャラデザに関してはラノベのほうが好きそうな気がします。作画崩壊とかは置いておいて。アニメは全体的に巨乳すぎて作品の雰囲気にあっていないような気がしました。声に関しても白いときの櫛田桔梗の声はちょっと苦手でしたね。猫を被ってますよ!というのがあからさま過ぎた気がします。その点、アマガミ/坂本俊博のメインヒロインである綾辻詞の声を務めた名塚佳織さんは偉大ですね。裏の顔のレベルが違うのでそのまま比較するのはいけませんが、みんなに好かれるキャラとしてはどうしても比較してしまいます。

MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト (youkosozitsuryoku.com)


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